冬の朝じたくに時間がかかる ―。このことに気が付いたのは、昨年のことだ。
足(LegsおよびFeetの先、つまり足の指)に問題を抱えているという個人的理由から、”はく”ものが多いのだ。
(誰も知りたくもないだろうが)例にすると
①5本指のつま先だけのソックス
②着圧ハイソックス
③80デニールの黒タイツ
④あったかソックス
4つのギア(!大げさ)をつま先からはめていく作業はサクサクとは進まない。比較的すっとはけるのは最後のあったかソックスくらいだが、これも①②③が既にはまった足には摩擦もあり、思うほどスルッとはいかない。
今年の夏に5本指の着圧ソックスを買ったので、この冬は①②が合体して3つのギアになった。それでも今朝、それらをノロノロと装着しながら、だから冬は嫌いなんだよなあ、と独りごちた。
と、ここまで読んでくださった方は、なんでそんなにはくの?と疑問に思われると思う。
まず、①5本指ソックス。こちらは、去年までは、つま先の異常な冷えに耐えかねて使っていたが(夏も冬も)、今年に入って、巻き爪と足の親指と人差し指が重なり、痛みがでるようになった。5本指ソックスを掃いていれば、親指と人差し指の重なりは回避でき、巻き爪も圧迫しないことに気がついた。
次に②着圧ソックス。3年くらい前からはいている。下肢動脈瘤の予防のため。下肢動脈瘤と言えば、お年寄りのふくらはぎなどに現れる血管やコブを想像する方も多いと思うが、私の場合はクモの巣状静脈瘤で、くるぶしの内側に赤紫の細ーい血管がうっすら浮き出ている。キモイと思って皮膚科に行ったところ、着圧ソックスを勧められたので、ひとまず酷くならないように着用している。
③④は、言うまでもなく防寒対策。
ところで、冷え性にも巻き爪にも、歩くことがいいらしい。
ついでに便秘にもいいらしいと聞いて、一昨年の冬、30分~1時間程度散歩にいそしんだこともあるが、悲しいかな片方の膝が痛くなり断念。治療の結果、今は痛くないので、少しずつでも歩くのを始めたいとは思っている。
足の冷えについては、体(胴体)を温めると、脳が体が温まっていると勘違いして、血流を末端まで送るよう指示するというのを聞いたことがあり、これが正解だった。睡眠時にお腹をマッサージし、温めるようにしたら足が冷たくて眠れないことはなくなった。
いずれにしても、”加齢”に伴い、体にも不具合がたくさん出てきて、冬に身に着けるものも重装備になっている。お年寄りっぽいけど、お年寄りに近いのだから仕方ない。
早く暖かくならないかなあ、と本格的に冬が来る前に早くも春を待っている。