時々実家で在宅ワークをしている。
母が亡くなり父がグループホームに入所したので、実家で私を待っているのはあの家そのものと、その中で存在し続けている両親の生活の断片だ。
祖父母の代からの家の一部を両親が改築したのは40年近く前になると思うが、二人はとてもきれいに家を維持していたと思う。
実家では台所の大きなテーブルの隅に、小さなラップトップを置いて仕事をしているのだが、私の仕事開始のお供はミルクティだ。
自宅ではスタバの大きめのマグにたっぷりと作る。それに相応しいカップは、、、とキッチンを見回すと、あった。両親が使っていたクロネコヤマトのマグカップ。以前と同じように2つ仲良く並んでかかている。
二人はいつも朝食時に、インスタントコーヒーをこのカップに並々と入れて毎朝飲んでいた。スタバのマグと遜色ない大きさだ。この一つを借りることにした。
父母が使っていたものを使い、母のこと、母を介護していた頃の父を思いながら、一息いれるのも悪くない。
広い家に一人も結構落ち着く。こういう時間も両親がくれたプレゼントのような気がする。
以前書いた、クロネコヤマトのマグカップに関するブログはこちら☟