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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「あんぱん」- 2:戦闘シーンなき戦争の話で思い浮かんだ詩人、竹内浩三

物語は太平洋戦争の終盤に入ってきた。

赤紙が来た崇(北村匠海)は兵役2年目を過ぎ、小倉連隊で伍長になっている。奇しくも同じ連隊で美大時代の同期、辛島(高橋文哉)と再会し、厳しい軍隊暮らしの中で救われた。

ところで、今週の「軍隊は大きらい、だけど」で描かれる崇のヘタレな様子を見ていると、竹内浩三という詩人のことを思い出す。
太平洋戦争で戦死した詩人。兵隊に行っててがらをたてるだろうか、うっかり戦死するかしら、といった戦場に対する不安が素直に綴られた彼の詩を読んだことがあるからだ(「ぼくもいくさに征くのだけれど」)。竹内浩三もこんな感じだったのかしら。崇みたいにきつい訓練を免除してもらえるような、誰かの助けはあったのだろうか・・。


勝つ見込みのない太平洋戦争に突入してから軍が暴走を続け、後戻りすることができなくなったのは、”一億火の玉”のスローガンに扇動され、多くの国民がまるで催眠術をかけられたように勝つまでは闘いを止めないと妄信したことも一因だと言っていた研究者がいた。(以前NHKの戦争番組で見たことがある)
それでも、口にこそ出さないが、必ず勝つという考えに不信をもっていた人は実は少なからずいたのだろう。のぶ(今田美桜)の夫、次郎(中島歩)のように。

中島歩と言えば、先週、軍の輸送船に乗り込む前の、のぶとのやりとりが優しく切なく愛おしかったなあ。

中島歩、朝ドラは「花子とアン」の蓮子(仲間由紀恵)を、夫(吉田鋼太郎)からかっさらっていく青年の役で20代の時に出演している。
朝ドラでは主人公以外でブレイクする俳優がしばしば出てくるけれど、甘いマスクで当時フレッシュだった彼はあの時ブレイクしてもよかった。なのに鋼太郎さんが現実ではそのブレイクをかっさらっちゃったんだよねー。確かに無骨で成り上がりもの、でも男気ある鋼太郎さんの役は良かった。
今回の朝ドラ出演を待たずして、ここ数年でじわじわと個性的なキャラクターを演じてインパクトを残してきた中島歩。本作での、のぶを見つめる愛情に満ちたまなざしが優しくて心が大きくて、好感度爆上がり必至だ。
余談だけれど、今回のブレイク俳優は崇の弟、千尋を演じる中沢元紀ではないかと今のところ勝手に予想しているのだが、どうだろう。

 

おまけ:竹内浩三について書いたブログはこちら。1~6までありますー

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