8月は戦争ドラマや映画、特番が毎年放送されるが、今年は戦後80年の節目の年ということもあり、NHK以外の各局も力を少し力を入れた特番を放送していた。
たまたまフジテレビの「ザ!戦後80年の映像遺産SP 池上彰×加藤浩次の運命の転換点」を見た。フジテレビに残っていた映像を見ながら、戦時中や戦後のリアルを伝え、ゲストとともにあの時代の悲惨と狂気を振り返るものだった。
その中で印象に残ったのは、日本が、国が国民があそこまで疲弊しボロボロなっても戦争を止めなかった一因として、実は女性たちの戦争への加担、夫を息子を戦地に差し出した心理について触れていたことだ。
「国防婦人会」ー 出征する若者にかっぽう着姿で日の丸を振る近所のオバサンたちの映像は、時々ドラマの戦中シーンで見かけるが、後に軍部に利用され全国組織「大日本婦人会」となった。
以前戦争は、男が始めて男が戦地で闘い、戦死して・・と描かれがちだったが、少し前から、一般国民の戦勝(嘘の情報)に憑りつかれていく様や誰も戦争反対と言えなくなる事態が語られるようになったと思う。そして今年はさらに、戦犯=軍部というシンプルな考えではなく、普通の人の戦争への加担が語られてきたような気がする。
最も身近な例だと、今放送している朝ドラ「あんぱん」の主人公、のぶが軍国主義教育に加担したことを後悔し、夫の嵩と何があっても覆らない”正義”を探して戦後を生きている様が描かれている。
周りに流されず、常に自分の頭で考えること
得る情報が偏らないようにすること
いつのまにか、自分も当時の「国防婦人」に変貌しないように
先の参院選で急伸した新興政党議員の街頭演説に群がる人々を見て、日本人って、こんなに政治に熱心だっけ?と思ったと同時に、その政党の主張の一部になんだかイヤな空気を感じたのは私だけだろうか。
