エプロンをつけた、ぎばちゃん(柳葉敏郎)の姿が、これまでのイメージとは違いすぎて当初違和感満載だったが、ぎばちゃんがこの役を演じることにものすごく納得した第10話だった。
南野(柳葉敏郎)が、父親から虐待を受けていた蔵田総介(林遣都)の里親だったことは、少し前の回からわかっていたことだったが、南野は同じ職場で働きながら、総介が虐待のトラウマから完全に脱していないことを気にかけ、見守っていたようだ。
20年近く経って、今さら息子に謝りたいと総介の父親(板尾創路)が現れたことをきっかけに、育ての親である南野夫妻と総介の親子の絆がより強いものになる、という話だった。
一瞬、しおらしいことを饒舌にいう父親に、血のつながりから総介が許してしまうのか?と思ったが、それはなかった。自分勝手な考え、甘えた根性は全く変わっていないと見抜いた息子は正しかった。「あなたのことを許すことはない、二度と会わない」と言えたことは、彼の中で過去との区切りになった。
病気になったことで気弱になり、かつて暴力を振るった息子へすり寄る都合のいい男を板尾創路がなんともうまく演っていた。余談だが、板尾と遣都は10年程前に「銀二貫」というNHKの作品で共演していて、その時はとてもいい関係だったんだけどなー。
そして、南野夫妻に総介が感謝の言葉をいうシーンはとても良かった。柳葉敏郎の後ろ姿がうれし涙を雄弁に語り、また、林遣都が涙を見せなかったことで、こちらが泣けた。
親に言われて、あるいはされて、傷ついた記憶は、子供はたぶん一生忘れない。
改めて肝に命じた回だった。
次回、異例の?第11回、総介とひまわり(生田絵梨花)の元カップルの復縁は成るか?
終盤になって、もはや刑事感が全く抜けている翼(福原遥)が、何だか本筋を傍観しているようにしか見えないことに気づいたぞ。
おまけ:私が視聴当時絶賛、ドはまりしていた「銀二貫」の感想はこちら
読み返していたら、風間俊介もこの作品で遣都の敵役で登場していた。最近、なんか性悪な役も多い風間俊介だが、本作の彼はめちゃくちゃ良かった!
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