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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

閉幕1週間前の大阪万博に行ってきた:楽しかったよ

閉幕まで残り1か月になった頃、パビリオンやお土産ショップにも2~3時間並ぶ、という報道を目にしつつ、それも覚悟の上、大屋根リングに上がって夕日を眺めるだけでもいいじゃないかと腹をくくり、関西在住の友人と、閉幕1週間前に行ってきた。

体験できた中で1番良かったのは、やはり大屋根リング。その規模・迫力、自然の木のたおやかさ。
世界最大の木造建築は日本の伝統工法、釘を使わない「貫工法」で建てらている。
(補強のために釘やボルトも使用していて、ツッコまれていたみたいだけれど、補強は大事。リングに上がった人は感じたかもしれないけれど、ものすごい人数が一度にリング上にいるのことがあり、落ちたらめちゃくちゃ怖いなと思ったのだ)

リングの下にある、ベンチや補水スポットもありがたかった。補水スポットはボトルを置くと冷たい水が500l(?たぶん)自動で出てくる。

サプライズだったのは、河瀨直美監督の廃校を使ったパビリオンを出たところで、突然地面に描かれた円の線からミストが噴霧されたこと。知らずに円の中を歩いていて、突然周りがミストで真っ白になり、1メートル先の視界もなくなった。はしゃぐ子供たちにぶつからないように、としばらく動けなかったほどだ。猛暑日はさぞかし涼になったことだろう。蒸し暑かったその日も、モヤの中ひんやりサプライズで気分は上々!

 

アンドロイドが見られるパビリオンは抽選に外れたし、空飛ぶ車はアナウンスした時間から1時間後に飛んだらしく、待つこと30分で諦めたので見られなかった。
人気のパビリオンは並ぶことさえ制限されていた。歩いているうちに入れそうなパビリオンに入る、という万博4回目の友人の作戦が正解で、モナコやインド、クエートのパビリオンは覗けた。唯一当選した飯田グループ×大阪公立大学の西陣織で覆われたパビリオンは、とても快適な空間で一息つくことができ、未来のスマートハウスを体験できた。

 

夏が完全に終わっていないことで、低血圧の不安もあったけれど、やはり行って良かった。その日は、19000歩以上歩いていた。持参した小さなアウトドア用のいすも役立った。備えあれば憂いなし。ろくまるイヤー(まあ、還暦っていえばいいんだけどさ)の私にとって、体力・気力的に”まだいける”(まだまだ、ではない、まだは、一つだ)という自信になった。
何よりも、30年ぶりくらいにその日約8時間行動を共にした友人と一緒にいて楽しかった。彼女と行けたことが一番楽しかった理由かもしれない。話す内容はお互い年齢なりに変化しているけれど、共通の友達や仕事のこと、当時とあまり変わらないノリで30年分を一挙におさらいした感じ。

 

そうそう、本町から夢洲駅までの行きの中央線は、通勤電車みたいにぎゅうぎゅうで、また電車で立ちっぱなしで倒れた時のトラウマがよぎった。電車からはき出され、構内を歩いていて見つけたカームダウン・クールダウンスペースは、有難がった。明るさや音に過敏な体質ではないけれど、人混みを避けてすこしだけ静かな空間で座ることができ、これから挑む万博会場へエネルギーをチャージできたのだ。

元気いっぱいの人だけのためではない、いろんな人への配慮を感じた万博だった。

 

大屋根リングへはエスカレーターで昇降できる。
雲の切れ間から見えた月は、ほぼ満月。(中秋の名月の前日だった)。私のスマホの限界・・肉眼ではもっときれいだった。f:id:xuse:20251010150120j:image