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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」:江戸の天才絵師のユーモアと才能に触れる

大河ドラマ「べらぼう」を毎週楽しみに見ている。
当時の江戸文化を牽引した名プロデューサー、蔦谷重三郎の一代記だが、ドラマの中でよく話題になる「黄表紙」(大人向けの娯楽小説)を見ると、挿絵の多さに驚く。日本の漫画は黄表紙に原点があるのではないかと思ったくらいだ。そうしたら、まさにそのことを見せてくれるという展示があるというではないか。

「ぜんぶ、北斎のしわざでした・展」では、「北斎漫画」を展示・解説して、北斎の技法、技巧のすごさと、今の漫画の表現方法がすでに「北斎漫画」に存在したことを教えてくれた。

踊り手のポーズを描いたものは、一つ一つの画をパラパラめくれば、あたかも人が踊っているように見える。実際パラパラ漫画を映像に作って見せていて楽しいものだった。

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富嶽百景の絵の構図のアイデアに目を見はり、富士山と共に描かれている人々の躍動感に驚いた。何を思っているのか、体のどこに力が入っているのか、そういうところまで想像できるほど生き生きしている。同時に、江戸時代の天才がかくも描いた富士山の魅力を改めて思い知り、暗い展示室でその雄姿を思い浮かべた。

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また、有名な「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(「The Great Wave」)は、黄金比の構図を持っているという解説を頭に叩き込んで、私のささやかな趣味、生け花に生かそうと思った。

北斎が、70代で描いた「富嶽百景」の巻末には、70歳より前に描いた作品は取るに足らないもの、73歳で対象(動物や虫、草花)の骨格や出生を悟ってうまく描けるようになった。80歳、90歳まで生きれれば、さらにその技は進み、モノの奥義を極めることができるだろう。100歳以上になれば、描く一点一格が生きているように見えるに違いない。できるだけ長く生きたいと、記している。(実際は90歳でなくなった)

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ここにも、天才がその道を追う貪欲な姿を見る。あきれるほどの執着。
ここにも、と書いたのは先日観た「国宝」という映画でも感じたものだったから。

 

土曜日の夕方、老若男女でものすごく混んでいたけれど、期待以上の見応えだった。
行って良かった。

最後に、大ヒット映画「鬼滅の刃」に出てきそうな画を紹介

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※写真は、許可を得て撮影、掲載しています。

hokusai2025.jp