ヘブン(トミー・バストウ)が亡くなった後の最終回、トキ(髙石あかり)がヘブンとの思い出を語り、それは1冊の本になった。それを告げる演出と同時にハンバート ハンバートのテーマ曲「笑ったり転んだり」が流れた瞬間、もういけない。その前のトキの号泣にもらい泣きしたばかりなのに、曲とともに流される二人の回想映像に嗚咽するほど泣いてしまった。
ヘブンとの思い出を1冊の本にするために語り始めたトキだったが、振り返れば振り返るほど自由な生き方を好んだヘブンを日本に、松野家に縛りつけてしまったと後悔しか出てこない。言葉が100%通じ合っていなかったこの夫婦は、お互いを思いやる心だけで関係を続けられていたが、後から考えるとちゃんと思いは伝わっていたのか、まるで自信がないトキだった。
だけどチグハグな会話の連続でも、トキの話す怪談をヘブンは心で聞いたのだろうか。二人で素晴らしい怪談集を残した。
ずっと一緒にいるという事実が、言葉による理解よりも二人の絆をより深めていく。夫婦というのは、そういう関係なのかもしれない。
ヘブンは教師や執筆の仕事の収入のすべてを松野家に注いでいたけれど、もともと根なし草のような彼に、かけがえのない家族をくれたのは、トキと松野の人々だった。結局、どちらかがたくさん何かを与えているのではなく、お互いが与え合っており、一緒にい続けるということは、お互いが与えるものの均衡が取れているということだと思う。
心温まる夫婦の物語は、夫婦という関係性についての気づきをくれた。
映画のようなお芝居のような大ラスの演出も心憎く、二人の物語がずっと続いているようで、涙とともにほっこり楽しい気持ちになった。
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