家人が育てたバラ。
大げさな名前だが、確かに名前に負けていない迫力がある。
雨の日の今日、花弁に雨粒をたくさん乗せても、凛と立っている。
やはり美しいな、と思って写真を撮った。
ベランダには赤、白、黄色、ビンク、赤白のまだらのバラが咲いている。冒頭のベルサイユのばら以外は、私が買ってきた切り花を家人がさし木にして大きく育てたものだ。この季節は、ベランダのバラが咲くおかげで、リビングに飾る切り花を買わなくて済む。毎日洗濯物のついでに、切り取ってよさそうな花を見定めている。株に1輪しかない場合は切らない。2輪以上花をつけたら、基本早く咲いたほうを切り取らせてもらう。
ふと、毎日様子を伺う自分のことを「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家のオババみたいだなと思った。オババは子どもたちが太って食べ頃になるのを見定めるのに、彼らの指をチェックしていた。
ふふ。