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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「本心」(2024年):描かれた少し先の未来を思えば、、

事務所から独立して、映画、ドラマへの出演が増え、お茶の間にもその演技力が認知され始めた池松壮亮の主演映画。 少し先の未来(原作では2040年代らしい)、日本の社会は、一定の条件が整っていれば自由死(自死)を認めている。亡くなった人の生前のデータ…

「夜明けのすべて」(2024年):主演の二人がとても良かった

評判が良かったので鑑賞したのだが、主演の二人は本当に良かった。 上白石萌音と松村北斗。別にフレッシュなわけでもないけれど、(そうだよ、この二人は朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で夫婦役だったではないか!)、限りなく自然に見え、どこかにいそうな…

「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(2023年):色ものにぴったりはまるヒュー・グラントが楽しい

「名もなき者」で驚愕の!ボブ・ディランそっくりの歌声を披露したティモシー・シャラメ。本作を観て、ああ、この人、歌が上手い俳優さんなんだ、天はいくつもの才能をこの若者に与たのねえ…としみじみ。(「名もなき者」まだ観ていないのだけど。汗) ストー…

「あんぱん」- 2:戦闘シーンなき戦争の話で思い浮かんだ詩人、竹内浩三

物語は太平洋戦争の終盤に入ってきた。 赤紙が来た崇(北村匠海)は兵役2年目を過ぎ、小倉連隊で伍長になっている。奇しくも同じ連隊で美大時代の同期、辛島(高橋文哉)と再会し、厳しい軍隊暮らしの中で救われた。 ところで、今週の「軍隊は大きらい、だけ…

「続・続・最後から二番目の恋」-3:神回!8話

第8話の録画を当分消せない。 長倉家の次男、真平(坂口憲二)の患っていた病気が治ったという全員涙の報告パーティに始まって、千明(小泉今日子)の友人、啓子(森口博子)が定年退職する決意を千明たちに涙で報告したくだり、思い出野郎Aチームによる「…

「四月になれば彼女は」(2024年):むう。予想外に暗い映画だった・・・

エンドロールで流れる、藤井風の「満ちてゆく」が聴きたくて鑑賞。 若くして病気で命を落とす役を演じる森七菜を観るのが2作品目だが、1作目「銀河鉄道の父」の時も、本作も、まもなく死を迎える人には到底見えなかった。森七菜、天真爛漫、元気なイメージが…

きたよー!林遣都出演ドラマ:7月スタートの”月9”「明日はもっと、いい日になる」

<林遣都情報> 今日たまたま、林遣都・大島優子夫妻に第2子が誕生という記事をみつけて、オフィシャルサイトを覗いたら、サイトのNew!のところに次期連ドラ出演の告知がされていた! 月9枠は、時々お仕事ドラマが挟まれるが、こちらは児童相談所を舞台に…

「キャスター」-3:ゲスト俳優の演技に、思わず感情移入

2週にわたって描かれた臓器売買の黒幕を追い詰める話だが、どうしもヒロイン、崎久保(永野芽衣)の行動に1ミリも共感できず、眉をひそめながら展開を見守ることとなった。 子どもを助けたいという母親(中村アン)の思いはわかるし、それゆえの間違った判…

実家にて:クロネコヤマトのマグカップ

時々実家で在宅ワークをしている。 母が亡くなり父がグループホームに入所したので、実家で私を待っているのはあの家そのものと、その中で存在し続けている両親の生活の断片だ。祖父母の代からの家の一部を両親が改築したのは40年近く前になると思うが、二人…

「石村嘉成展 いきものたちのワンダーランド」-2:母の日に自分に贈るアート展

先週末の母の日に、横浜赤レンガ倉庫での「石村嘉成展」に行ってきた。 前回そのことを書いた時、26メートルに及ぶ大作「アニマルヒストリー」について触れていなかったのだが、スマホで撮影した動画をアップしたので共有します。※音声もなく素人動画ですみ…

「キャスター」-2:刑事もの?

もはや進藤(阿部寛)は、捜査一課の刑事にしか見えない。その推理力、考察力、眼光、風貌、いで立ち。ニュースキャスターがさわやかである必要もないけれど、こんなにむさくるしくてもいいのだろうか・・。(失礼) エピソード4で、海馬(岡部たかし)の娘…

「ベイビー・ブローカー」(2022年):タイトルに反して心が温かくなった

赤ちゃんを売るブローカーを題材にした韓国映画。「パラサイト 半地下の家族」のソン・ガンホ主演。是枝裕和監督作品。 題材からして暗くて悲しいクライム映画?と思って見始めたけれど、観ているうちに、何とも心が温かくなっていく。そう、是枝監督じゃん…

「続・続・最後から二番目の恋」-2:中井貴一、サイコー!!

5話のラストシーンで大笑い!中井貴一演じる長倉和平、もうサイコーだった。中井貴一の絶妙の間とアタフタ感、毎回それが楽しみで見ているけれど、昨日はまさに、待ってました!って感じだった。 冒頭での、一人暮らしの高齢(!)の女性が強盗に狙われる・…

「石村嘉成展 いきものたちのワンダーランド」:優しくて力強い”いのち”たち

昨日の母の日が最終日だった、横浜赤レンガ倉庫での「石村嘉成展」。石村嘉成という画家のことを知ったのは、友人が、自閉症の彼が画家として花開くまでの母親との歩みをドキュメンタリーも挟み描いた映画「新居浜ひかり物語 青いライオン」に感動し、彼の個…

「あんぱん」:今日、初落涙しました

主人公、のぶ(今田美桜)の妹、蘭子(河合優実)と、住み込みで働く豪ちゃん(細田佳央太)の恋心がなんとも切なすぎた。召集令状が届いた豪の壮行会が盛り上がる中、家を出る豪と蘭子がやっとお互いの思を伝えたシーンで思わず落涙。やっと伝えられたね。…

「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」- 2:ゲストの片岡礼子がとても良かった

今週の7話でゲスト出演した片岡礼子が、役にドンピシャで良かったので書いておこうと思う。 彼女を最初に認識したのは、「あなたの番です」のちょっと精神を病んだ感じの主婦。殺され方も含めかなりホラーで怖かった。次に見たのは「楽園」という映画で、佐…

「関心領域」(2024年):カンヌでの受賞作2作品に主演しているザンドラ・ヒュラーの2本目を鑑賞

ドラマや映画で、時々みるシーンを思い出した。困難に襲われた主人公が「なぜ生きなければならないの?」と問うた時、「人は幸せになるために生きるのよ」と相手が答える―。幸せになるために一生懸命生きる人を、誰も非難しないのではないか。特に戦争という…

「落下の解剖学」(2024年):重苦しい法廷劇で徐々に明かされる夫婦の感情

カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した本作。雪の上に横たわる遺体の作品イメージが、「ファーゴ」を想起した。「ファーゴ」はコーエン兄弟によるサスペンス映画でその展開の意外性に驚きハラハラ、まんまとはまった記憶がある。雪に覆われた山荘で男が…

「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」:令和の女性の多様な生き方を考えるいいきっかけ

女性の生き方、考え方は本当に多様になった。多様にはなったけれど、”女性だから”これをやるのは当たり前、”女性でも”これができて一人前・・・的な理想・幻想は、老若男女の頭の根底にあるのがやっかいだ。正直、よりやっかいな世の中になっていると言える。…

「キャスター」:阿部さん、滑舌ーー!!

主役級の俳優の中で、滑舌の悪さ1,2を争うのではないかと思う阿部寛が、ニュースキャスターの役ってどうよ。と日曜劇場的にはテッパンの配役に独り言ちていた私。 始まってからもニュースを報道する進藤(阿部寛)が何を言っているのか聞き取りにくいのは…

「月」(2023年):映像も内容も暗くて重いが、最後は救いもあった

2016年に起こった相模原の津久井やまゆり園の殺傷事件。逃げることも抵抗することもできない障がい者を次々に襲ったのが元職員であること。「意思疎通できない障がい者は生きる意味がない」と言う考え方。私たちが知らなかった障がい者施設の仕事の厳しい現…

「ぼくのお日さま」(2024年):ドビュッシーの「月の光」とピュアな恋心に心洗われます

少年の、邪心のないただ美しいものに目を奪われ、恋焦がれる心が本当に尊い。タクヤを演じた越山敬達のみずみずしさと透明感も素晴らしかった。また、タクヤがあこがれる少女さくらを演じた中西希亜良は、演技は本作が初めてとのことで、その”作ってない感”…

「続・続・最後から二番目の恋」:中高年に明るさと元気をくれます

これまでのシリーズを全く見ていなかったので、どうしよう・・と思ったけれど、中井貴一のコメディアンぶりを拝みたくて視聴開始。想像通り、小泉今日子との軽妙な掛け合いが面白過ぎて、すっかりはまっている。(なんでシリーズ1,2を見てなかったんだろ…

「ウィキッド ふたりの魔女」:Part1って知ってた?

主演のシンシア・エルヴォが、アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされていたり、アフレコなしで、演技、アクションをやりながらの歌唱をそのまま使っている。痩せすぎのアリアナ・グランデの華奢で可憐な姿と共に話題に溢れていた本作。(残念ながらシン…

「あんぱん」「対岸の家事」「ソロ活女子のススメ5」ー やたら江口のりこを見る今期のドラマ

偶然なのだけれど、今期私がチョイスした連ドラ3作品に、江口のりこが出演している。それぞれ全然違うキャラクターを演じていて、どれもいい感じ。しかし「あんぱん」は毎日だし、録画で見た場合、同じ日に全くタイプの違う役を演じる江口のりこを続けて見る…

「クジャクのダンス、誰が見た?」-2:大いに盛り上がったけれど

20年前の一家殺人事件は冤罪!?から始まり、それを担当した元刑事の死、その娘と殺された家族の関係、果ては事件の真相を娘と追うことになる弁護士の過去。彼の父親=元刑事・・・。そして、冤罪なら責任が糾弾される検事たちの存在。 事件が事件を呼び起こ…

「侍タイムスリッパ―」(2024年):山口馬木也は、日本アカデミー賞主演男優賞をあげたいです

何度も映画館に足を運んだファンがいると聞いた。タイムスリップというハズレなしの設定、迫力のある殺陣(特にラストの殺陣シーンは手に汗握る圧巻だった)と時代劇への深い愛。脚本の面白さ。人によって評価する点はいろいろあると思うけれど、私は主人公…

「デューン 砂の惑星」(2021年)「デューン 砂の惑星 PART2」(2024年):PART3のティモシー・シャラメの変貌ぶりが今から楽しみ

「名もなき者」のティモシー・シャラメを見る前に、彼が主演するSF超大作を観ておきたかった。私の知っているシャラメは「僕の名前で君を呼んで」や「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の線の細い印象だから、戦うシャラメってどうよ・・。予備知識な…

「御上先生」-3:若手俳優たちの厚みある演技が光った

「仰げば尊し」「蛍の光」を卒業式で合唱しなくなって、もうどのくらい経つのだろうか。本作では、編曲された「仰げば尊し」が劇伴としてシリアスなシーンによく流れていた。そのことといい作品テーマといい、日曜劇場が我ら中高年をターゲットに制作されて…

「ホットスポット」-3:究極のダイバーシティ&インクルージョン(多様性と受容)

細かーい伏線もすべて回収し、さらに、それ、いる?みたいなエピソードを最後に振りまいて最終回が終わった。 最終回の前の回で、市長(菊地凛子)とホテルオーナー(筒井真理子)の贈賄の証拠をつかむべく、オーナー事務所に忍び込む高橋(角田晃広)に、お…