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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「Tシャツが乾くまで」:ただの不倫ドラマじゃないと思うよ

金曜10時のTBSドラマ枠は私好みのクライムミステリーが多く、視聴が定番化してきた。本作もクライム・・ではないかもしれないが、2組の夫婦に存在した”秘密”(真相)探し?の物語のようだ。

18年ぶりのドラマ主演となる蒼井優がテッパンの演技であることは言うまでもないが、彼女の(たぶん)相手役となる中島歩の佇まいがなんともいい。
彼がこういう地上波ドラマの主演級をやるのを初めて見るのだけれど、少しゆっくり目の話し方と、実は心に不安、不満?怒り?を秘めた表情が、樹生という男をうまく表現していた。ラストシーンのやり場のない怒りがにじみ出た言葉で、それまでの影のある目線の意味が腑に落ちた。と同時に、その言葉を受けた咲子(蒼井優)とともに視聴者も凍りついたのではないだろうか。
脚本家、生方美久のドラマでは「海のはじまり」でも初回、隠し子の存在がわかった主人公、夏君(目黒連)と共に固まったものなあ。
そういえば、中島歩は「海のはじまり」では夏の会社の先輩として登場していた。

おしゃれなコインランドリー、フィナンシェ、結婚雑誌、”好きな人フィルター”・・・提示される場所、小物の存在にいちいち意味があるようでその答え合わせもサスペンスの考察とは違ってまた楽しい。

公式サイトで、プロデューサーの千葉行利氏が「綺麗ごとは一切なしの毒入りのヒューマンドラマをお届けします。」と締めくくっているのが、こえぇぇと思いながら、(だって蒼井優だし、マツケンだし、夏帆だし・・)来週も見ます。

一見無害に見える、高橋文哉がどのように2組の夫婦の物語のスパイスになるのか楽しみだ。

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「銀二貫」(2014年 NHK木曜時代劇)- 9:再々放送を堪能中~

大阪の寒天問屋井川屋に、仇討ちで父親と共に討たれかけていた命を銀二貫で買われ、丁稚として成長していく松吉(林遣都)の物語。

この時代の大阪商人の矜持と才覚、信心などを井川屋の商売の浮き沈みと共にたっぷりと味わえる。
そして松吉が出会った料理人の娘、真帆(子供時代:芦田愛菜、成長後・松岡茉優)との恋も、もう一つのストーリーとしてなかなか、いやかなりいいのだ。

 

当時の”いとさん”と呼ぶ相手と丁稚との立場の違いや、火事でやけどを負った真帆の引け目(当時の女性としては”傷者”として到底結婚できないと思っていた)、元武士の子だった松吉の無骨さ、鈍感さ、くそマジメさのせいで、好き合っていながら二人の関係はなかなか進展しない。
乾物問屋松葉屋の娘お咲(浦浜アリサ)は、丁稚らしからぬ姿勢の松吉に惚れ、井川屋を手伝いに何年も通うが、お咲の思いにも全く気が付かない松吉。当時の女性像からはかけ離れ、自分の意見をしっかり言う男勝りなお咲に真帆のことをどうする?と詰められていても、呆然とするだけの”あんぽんたん”。
そう、松吉は真帆やお咲たちから”あんぽんたん”と言われたほど、女心を全く解さない無粋な男。だけど、真っすぐ強い心で真帆のことを想い続けていることには変わりない。真帆との約束を果たすために、糸寒天を何年もかかって苦労の末開発したのだ。

しかし、真帆との約束を果たし会いにいくのかと思いきや、一度「会うのはこれで最後」と言われたからと、会いにいくこともしない。すでに結婚したお咲や兄弟丁稚の梅吉(尾上寛之)もイライラするほどだ。そして見ているこちらも十分気をもんでいる。
令和の若者が、LINEの返事が来ないと気をもむどころじゃない江戸時代の恋。

 

糸寒天のおかげて井川屋は繁盛するが、今度は仕入れ先の半兵衛(板尾創路)のピンチに、やっとためた銀二貫を差し出す和助(津川雅彦)。井川屋では、天神さん(大阪商人の氏神様)に寄進するための銀二貫はことあるごとに別の用途に使われ、松吉はふと、自分は銀二貫の値打ちがあるのかと初めて思った。

ここから先は商人として覚醒する松吉が描かれる。そして真帆のことも、とても男らしくちゃんとプロポーズするんだなあ。。。と先に言ってどうするよ?!

それにしても、こういう好青年を演じる林遣都が今となっては新鮮。
幅広い役をこなし上手いと言われるとファンとしては嬉しいけれど、最近キレ気味、エキセントリックなキャラの遣都をやたら見るので、そろそろカッコいい普通の人を演じる遣都を見たいなあと思う。(普通の人を演じるのが一番難しいらしいけれどね)

残り2話が楽しみで仕方ない。(いや、何回見てんのよ?)

 

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「九条の大罪」(2026年Netflix):”弱者の一分”、素晴らしかった黒崎煌代と水澤紳吾!

まだ全話見終わっていないのだけれど、エピソード1.2の”弱者の一分”のゲスト俳優、黒崎煌代と水澤紳吾が父子の演技が凄すぎて、この2人のおかげで「九条の大罪」という物語を頭ではなく視覚と心で理解できたような気がした。

軽い知的障害があり、クスリの運び屋やパシリとしてハングレの金本にいいように使われ、無実の罪を着せられる曽我部聡太(黒崎煌代)。
しゃべり方、時々こずるさが出る視線、意固地になる時の強い目など、黒崎の演技が素晴らしい。後に、金本と付き合うのも罪をかぶるのも、いじめやカツアゲのターゲットとなりやすい自分を守る、曽我部なりの護身だったことがわかる。そして、最後に金本に一矢報いるのだった。
終盤登場する曽我部の父親(水澤紳吾)。
金本の父親の”いじり”の対象となっており(!親子二代でいじめらている)、無知でひ弱で、見るからに誰かの憂さ晴らしの対象となりそうな様を水澤紳吾が渾身の演技。
社会の隅っこにいるこういう人が困った時に救いの手を差し伸べる、そういう弁護士がいていい。九条が弁護士でいる意味を、この親子の登場で確信できた。

ハングレやヤクザといった厄介な客の弁護を、悪徳弁護士と揶揄されながらも請け負う九条(柳楽優弥)。彼は依頼人を貴賤で判断せず、依頼してきた人のために法を武器に戦う。損得や感情を一切挟まないように見えるが、実は社会的弱者や報われない人たちに寄り添う姿が垣間見える。
そんな九条に興味をもった東大出身のエリート弁護士、烏丸(松村北斗)は、九条とバディとなり社会の闇に向き合っていく。

 

その次のエピソード”家族の距離”でも、渡辺真起子がとても良かった。介護の末亡くなった父親との思い出を語るシーンでは他人事とは思えずもらい泣きしてしまった。

ゲスト演者がすばらしい。

いよいよ、本当に怖い人達、壬生(町田啓太)と京極(ムロツヨシ)の話が始まった。後半も楽しみ。


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早寝への挑戦:”三勝一敗三引き分け”で習慣化

1週間7日間で、3日目標の時間に就寝、3日は30分遅くなっても可、1日は何かの予定が入って夜更かしすることになっても仕方ないとする。三勝一敗三引き分けの精神で早寝(早起き)を習慣化していく。
昨日のラジオ(J-WAVE)で株式会社AM5の井上皓史さんが言っていたことだ。
井上さんは社名の通り毎朝5時起きる、早起きを推奨する活動をしている方。

習慣化のためには、いきなり毎日○時に起きると目標を立ててもなかなかうまくいかない。7日間で三勝一敗三引き分けくらいのゆるい入り方で、徐々にまずは早く寝ることを習慣化するとアドバイスしていた。

「7日間で三勝一敗三引き分け」そういう考え方があったか!
これはいい!これで私も夜更かしをやめようと、早速昨日からトライしている。

目標は12時に就寝。(起きるのは毎朝7時前。6:45に目覚まし)これで約7時間の睡眠時間を確保したい。
6時間以上睡眠時間を取らないと、認知症リスクが高まるというのを1年くらい前に聞いて、6時間は寝ようと努力しているが、最近つい就寝が1時近くになることが多く、夏に向けて気圧が不安定なこともあり体調がよくない。特に夕方は血圧が低く、立って夕食を作るのがつらい時があるのだ。
だったら早く寝ればいいのだが、どうしてもお風呂上りにSNSでフォローしているワンコの動画を1つだけ見ようと開いてしまう。そしてフォローワンコの動画の後、老犬の動画、赤ちゃんとワンコ、犬の譲渡会・・・次々とつい私が見てしまう動画がやってくる。。。気づけば30分近く見ちゃっている。恐ろしや、SNSの動画。(私の意思が弱いだけ💦)

昨日は、がんばって12時過ぎに就寝。12時半までには布団に入ったので引き分け。カレンダーにーの印。今日は○が付くように頑張ろう。

 

 

 

老犬かわいや~:愛犬クキのこと

クキのお散歩友達も、クキと同じように年を取ってきた。
不愛想なおじさんが連れている交戦的だったシュナウザー(?)も、先日歩みの遅い我々を追い抜く際、おじさんが抱っこして抜いていった。シュナウザー君もワンとも吠えなかった。
ベランダからクキを見てしっぽを振っていた黒柴君も、すっかり目が見えなくなったという。

先日は久しぶりにクキより一つ年上の黒プー姉さんを見かけたので、クキを抱えて挨拶に行った。お母さんから、食欲旺盛だったのに最近あまり食べなくなったと聞いていたこともあり。
お母さんの腕に抱かれた黒プー姉さんは、すっかりグレーになっていて目を閉じてピクリともしない。
思いもよらず弱った様子の姉さんを見て、不覚にも涙が浮かんでしまった。お母さんの腕に全体重を預けている姉さんの、がんばって生きているの様がなんともいじらしくて。
それでもトイレには自ら立ち上がって玄関まで行くそうだ。おりこうさんだ。えらいなあとお母さんと言い合った。

 

クキも1年後あんなに弱ってしまうのだろうか・・
黒プー姉さんは16歳。クキは11月で15歳になる。

私のSNSには老犬の姿がよく流れてくる。18歳、19歳、たまに20歳とかのワンちゃんは、さすがにガリガリで被毛も薄くなり、一生懸命生きている姿が不憫に思えるほど。同時に、飼い主の老犬介護の苦労の様子も垣間見える。クキはそんなになるまで懸命に生きてくれなくてもいいよ。。なんてつい思ってしまう自分がいた。

しかし、直接会った黒プー姉さんとお母さんの姿がなんとも尊くて、SNSで流れてくるハイシニア犬の飼い主さんたちが、1分1秒でも長く一緒にいたいと言っている気持ちがわかった気がした。

 

歩くのもゆっくりになり、クンクンばかりで一向に前に進まなくなったクキ。私が前を歩いて、やっとついてくる感じだ。それでも時には軽快にひょこひょこと両耳を揺らして歩いてくる。急にクキをぎゅーっとしたくなる衝動にかられた。
仔犬の可愛さは代えがたいけれど、長年連れ添っている老犬だからこそ愛おしさも何百倍。

最近は老犬を見かけると、命の限り生き切る彼らの姿にがんばれーと心の中で声をかけている。

 

いつも仕事している私の部屋で爆睡しているのだが、この日はしばらくこちらをじっと見つめていた。

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今年お花見に行った時のクキ

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「ガス人間」(2026年 Netflix):UTAの可能性が垣間見え、今後の活躍に期待大

1960年の東宝の特撮映画「ガス人間1号」を完全オリジナルストーリーでリブートした本作。モッくん(本木雅弘)の長男、UTAが映画初出演ということでも話題だ。

私としては久しぶりに林遣都を見られるということで、7月2日のNetflix配信初日に再加入して視聴した。

 

体がガスで出来ており、変幻自在、人の体内に入り内側から爆発させることができるガス人間が、30年前の慈善事業施設で起こった出来事の首謀者たちを復讐のため殺していくと宣言。テレビ局の敏腕記者、警察、ホラー系ユーチューバーなどが入り乱れ、ガス人間と、彼の目的の真実を追っていく。

早い段階で、警察よりも半歩先に核心に近づくテレビ局記者、京子(蒼井優)がものすごい優秀だなあと見ていたのだが、その理由も中盤にはわかる。
小栗旬が、タフで心優しい刑事、岡本を演じているのだが、二人は元恋人同士だった。京子が裏切って別れた二人だったが、いつまでもどこまでも、京子を守ろうとする岡本がなんとも胸アツだ。

しかし、それにもましてエモかったのが、ガス人間の過去だった。
ガス人間も過去は普通の好青年だったわけだが、ガス人間の時の無表情のUTAと、過去の普通の青年だった時のUTAの素朴な表情の対比がとても良かった。狙った演技や複雑な表情はなかったけれど、素直な演技がある意味純粋なガス人間&過去の青年にフィットしており、UTAのほかに本作のガス人間を演る俳優がいるか?と思うくらいハマっていたと思う。
正直、UTAの演技に期待していなかっただけに、怪奇ホラー色の強い本作においてエモーショナルな部分をしっかり担っていて、ドンと高評価。(私が勝手に、おこがましく・・)いやあ、UTA、とても良かったです。ホントに。

 

おっと、わが押し林遣都についても触れなければ。
今回も(!)キモさ全開の林遣都を拝めます。
登録者数がまるで伸びないホラー系ユーチューバー、富士太(林遣都)の設定がまずヤバい。そのヤバさを十二分に増幅しているものだから相当キツイ。それでも顔にあざのある妹の華歩(広瀬すず)のことをずっと守っている心優しいお兄ちゃんであることははちゃんと伝わる。時々兄妹がアップになるのだが、二人の大きなきれいな目が、その点で似ていて、兄妹っぽくて良かった。
兄妹がガス人間を追うシーンになると、彼らが丸腰の素人だけに危険を3倍に感じる。その過程で登場する高嶋政宏、賀来賢人、森川葵も変な役だったなー。彼らだけでなく、竹野内豊も「誰?」って思うくらいヤバいヤクザだったし、私がこれまで認識していなかったこばやし元樹という俳優もイっちゃった役だった。

そういう意味で、なんかNetflix感満載のドラマだった。Netflix感って?ーたぶん通常の地上波ではやらないドラマ。

「ガス人間」面白かったです。


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「BLUE GIANT」(2023年):はからずもジャジーな夜を過ごせました

作中のジャズ演奏が素晴らしいという評判を至るところで見聞きしたこともあり、ずっと前に録画していた。
予備知識とも言えない上記情報のみで観始めたのだが、確かに吠えるサックス、うなるピアノ、思わず体が揺れる、ジャズ、かっけー! 
はからずも”ひとりジャズナイト”をキメることができた。

 

高校生の時にジャズに目覚め、世界一のテナーサックス奏者になると決意し、真っ直ぐに突き進む宮本大(声:山田裕貴 演奏:馬場智章)と、幼少期からピアノに触れ、腕は確かでクールな沢辺(声:間宮祥太朗 演奏:上原ひろみ)、東京の大学に通っていたがアパートに宮本が転がり込んだことで、宮本のジャズへの情熱に感化され、大学生からドラムをたたき始めた玉田(声:岡山天音 演奏:石若駿)。

音楽(ジャズ)歴も性格も、ジャズに取り組む動機も、まるでバラバラな3人だけれど、同い年であるということもあり競争心と友情が芽生え、情熱を分かちそして一つにし、高みへと駆け上がる―。

 

途中で宮本の声、山田裕貴?と思ったが、宮本、沢辺、玉田の3人のキャラにぴったりの俳優が声を演っていることをエンドロールで知って納得。
とびぬけた才能もないのに、最も遅くからジャズをやり始め、ほか二人に強烈な劣等感を抱きながらも、二人に食らいついていった玉田に心を寄せて観ていたので、岡山天音が彼の声を演っていてなんだか嬉しかった。

18歳の若者たちの夢を追う姿、全身からほとばしる音楽へ情熱、目の前のチャンスを貪欲につかもうとする勢いがひたすらまぶしい。音の振動と共にバイブス、彼ら汗臭さまで感じられるような映画だった。

途中で、周囲の人間や本人が下積み時代の彼らを回想するカットが入り、彼らが成功していることがわかって安心して観ていたのだが、終盤に想像もしていなかった出来事がありとてもドラマチックな展開に。

原作コミックは、映画で一旦終わった話の続きがまだあるので、続編があるのだろうか。

大昔、横浜・伊勢佐木町や関内のジャズバーを一人で覗いていた頃を思い出した。久しぶりにライブに行きたくなった。

 

BLUE GIANT

BLUE GIANT

  • 山田裕貴
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