夢・純粋・ひたむき・友情・・それらがテーマの作品はたくさんあるけれど、登場人物の表情や動きでそれらがダイレクトに伝わり、一緒にドキドキワクワク、疾走感や胸が熱くなる感覚を味わえたアニメ作品は久しぶりだった。
また、物語として、夢を追う姿があり、挫折があり、困難を乗り越え立ち直り、夢をつかむーという常套の展開でないことも新鮮だった。
最初から主人公の二人のうち一人は引きこもりという困難を抱えている。共通の夢があったから、部屋から引きずり出し、二人で夢に向かって疾走した。また、同じ夢と思っていたけれど、実は違っていたわけだが、あっさりお互いを受け入れ道を分かつところなども今っぽくていい。
登場人物のアップの顔にやたら線が多く、とにかく表情豊か。台詞が少なく圧倒的に”画”で見せたところが素晴らしい。
是枝裕和監督の実写版「ルックバック」が公開中で、劇場アニメ版も評価が高いということで観たわけだが、あまりに良かったので実写のほうはいいか、、という気にさえなっている。(とはいえ、主人公たちの少女時代をどのように是枝監督が撮っているかは興味があるし、菅田将暉も出ているし、きっと観ると思う)
HPを見ると、日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞を受賞していた。
藤野の声に河合優実、京本に吉田美月喜、この2人もとてもいい。特に吉田は、後で見た本人とは全く違う印象の声で、訛りも含めてしゃべり方を練習したと言っていたが大健闘だった。
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