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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「リボーン~最後のヒーロー~」-2:主題歌、宮本浩次の「I love 人生!」がキマッテいる

高橋一生は本作で、根尾光誠(野心家のIT企業社長)と野本英人(商店街のクリーニング屋の息子)の2役ではないと思う。なぜって中身は同じ人物、根尾光誠が野本英人の体に転生して野本英人になって生きているのだもの。
面白いのは、根尾光誠が必死で野本英人を演じているという演技を高橋一生がしていること。これが”究極の二役”ってことかしら。

計算高く冷徹な根尾が、真っすぐで人のいい英人を演じるのはなかなか難しい。随所で周囲に不審に思われ、時には往年のアンジャッシュの勘違いコントみたいになりながら、それでも借金まみれの下町商店街の再生に挑んでいくうちに、すっかり家族や商店街の仲間になじんでいく。
そして、根尾が転生する前に英人が結婚を申し込んだ更紗(中村アン)のことも、最初は全くピンとこなかったけれど、徐々に惹かれ始める・・・
そう、恋を知らなかったであろう根尾が、恋心に目覚めるのだ!

そちらのちょっとした”キュン”を見たい気もするのだけれど、物語は心は根尾である英人の未来を予見する能力(14年後の世界からきているのだから当たり前だ)で、英人の周囲や根尾のビジネスに影響が出てきて、歴史が変わってきている、、、そちちのほうに今はフォーカスされている。

いったいどういう展開になるのか全く予想がつかないけれど、せっかく人への愛情が芽生えたのだから、英人のままで更紗といい感じになってくれていいんだけどなあ。将来、更紗の父親が根尾のせいで自殺に追い込まれることもなく。。。。

ということで、2026年に何者かによって殺され、2012年に転生しちゃった根尾が、最初は自分を殺した犯人を突き止めたい一心で、しかし英人として生きるうちに善良な、人を愛することのできる人間として生き直す物語(?)
ラストで流れる主題歌「I Love 人生!」のパンチのあるビートと歌も小気味いい。宮本浩次の歌声がやけくそ気味に聴こえて、英人に入ってみんなのヒーローになっちゃっている根尾の心情にすっぽりはまる。やるしかない!

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「茜色に焼かれる」(2021年):尾野真千子ってすごい

池袋で高齢男性がブレーキとアクセルを踏み間違え暴走し、母子を含む死傷者が出た事件が本作の着想のベースにあるのだろうか。

主人公の良子(尾野真千子)の夫、陽一(オダギリジョー)が自転車で通行中、元官僚の老人が運転する車に跳ねられ亡くなる。老人は認知症でブレーキとアクセルを踏み間違えたのだ。多額の補償金の提示はあったが謝罪がないことに納得できず、良子は補償金を受け取らなかった。

それから7年。
コロナ禍の中、生業にしていた喫茶店はつぶれ、スーパーの生花売り場と風俗のアルバイトで一人息子を育てる良子。彼女の生活に必要な金額がことあるごとにスクリーン隅に提示されるのだが、苦しい家計の中、亡くなった夫の父親の施設費用から、夫の愛人の子への養育費の支払いまで背負い毎月赤字の生活。なのに良子は恨み言も言わず「まあ、頑張りましょう」を口癖に日々懸命に生きている。
それなのに、良子親子には理不尽な災難ばかりが降りかかる。

息子(和田庵)は、母親が風俗で働いていることでいじめにあうし、良子はスーパーのパートを理不尽な理由で解雇される。
息子のモノローグが時々入るが、ちょっと変わって理解しがたいところのあるかーちゃん(良子)に、なぜ怒らないのか?と聞いても良子は「まあ、頑張りましょう」ではぐらかす。

見ているこちらとしては、いつかマジメで優しい息子の方が、怒りを爆発させてとんでもないことをしでかすのではないかとハラハラしたのだけれど、そうではなく爆発したのはかーちゃんの方だった・・・。

 

救いは、息子が優秀で塾へ行っているわけでもないのにトップクラスの成績であること。そして彼が、”正しく臆病”だったこと。
そしてもう一つ。良子が実はダメダメ夫だったと思われる陽一のことを理解し、深く深く愛していること。

登場する男性キャラのほとんどがクズ。良子は男なんてだいたいそんなもの、と割り切っているがその達観もすごい。

冒頭の交通事故のシーンのほか、写真での映される以外登場しないオダギリジョー。そのダメ夫ぶりがちょいちょい台詞で語られ、その情報以上にダメ男を確信させるオダギリジョーの存在自体の説得力に関心した。(褒めているのかディスっているのか)

最後に、尾野真千子の懇親の演技が素晴らしかったのは言うまでもないが、良子の風俗店の同僚、ケイを演じた片山友希がとても良かった。

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「田鎖ブラザーズ」-2:主題歌/「愛々」森山直太朗

真(岡田将生)と稔(染谷将太)の田鎖兄弟は過去しか見ていない。
両親が殺害され時効廃止の2日前に時効が成立してしまい、自分たちで犯人を捜そうと真は刑事、稔は検視官になり警察組織に身をおく。二人は日々起こる事件を追いかけながら、並行して両親殺害事件もひそかに追っている。

父親(和田正人)が働いていた工場長夫妻(長江英和・仙道敦子)や、事件に巻き込まれ兄弟の姉的存在になった晴子(井川遥)、中華屋のもっちゃん(山中崇)など、二人と長い関係の登場人物たち。
兄弟の脳裏にフラッシュバックされる過去の映像。
とにかく、31年前で兄弟の時は止まっている。

晴子が言っていたように、過去にとらわれて生き続けるより、未来に向かう道を二人が歩き出せることはないのだろうか。

4話では、父親が隠したと思われる拳銃を発見してしまう。
子煩悩なイメージだった父に、突然降ってきた犯罪の匂い。
31年前の事件を追うことで、父親に関する知らないほうがいい真実がさらされてしまうのではないか。

一見不真面目に見えるが刑事として鋭さを持つ真と、検視官として優秀な稔の兄弟の絆が試される。

二人が所轄で遭遇する事件は1話完結ではなく2話に分けて展開され、その分事件に絡む人間心理が丁寧に描かれ刑事ドラマとして見応えがある。
そして、ラストに流れる主題歌が二人の心の在り様を歌っているようでしっくり染みる。

子の主題歌、正直、最初に聞いた時は変な歌だなあと思ったのだが、何回かラストシーンで聴くうちに、森山直太朗だと気づいた。字余りみたいな、台詞みたいな歌詞が特徴的で印象深い。
刑事ドラマで次の展開を示唆する緊迫した、あるいは殺伐としたラストシーンが多い中、二人の兄弟を優しく包む楽曲として、これまた素晴らしいと思った次第。

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「LOVED ONE」-2:ディーンの歌う主題歌が優しく寄り添う

おディーンが主演するドラマでは、彼がドラマ主題歌を担当することが多い。
出演とバーターみたいにしているのかな?というゲスの勘ぐりは横に置いて、その楽曲がとてもいい。ドラマの世界観をストレートに表現していて、ディーン・フジオカの”音楽ぢから”を感じる瞬間である。

本作は毎回、司法解剖を通して事件で亡くなった人の死の真実を追求する過程で死者の人間関係がつまびらかになり、残された人々の感情を揺さぶるという展開。いつもラストに流れる主題歌「Loved One」のディーンの優しい声が、残された人々の感情と同期するこちらの感情にそっと寄り添ってくれる感じがする。

3話までは、亡くなった人がまさに”Loved one”だったという真実がわかり、しっとりした気分になったものだけれど、4話は少し違っていたなあ。犯人役のラウンジキャストを演じた花村すいひは、オーディションで役を勝ち取ったとのことだが、しっかり爪痕を残したと思う。薄幸で気弱な女性だと思いきや、その心の奥底にとぐろを巻いている刹那的で利己的な感情が爆発するラストは見応えがあった。

 

一方で本作で、やたら涙を流すMEJ(メディカルエグザミナージャパン)の責任者、桐生を演じている瀧内公美だが、そこに涙はいらんだろうと思うシーンも多々。彼女のせいではなく演出のせいだと思うのだけれど、今回は自分の世間知らずを思い知っての大号泣。ガラにもなく寄り添う”オニ”刑事の堂島(山口紗弥加)とのやり取りが滑稽で面白かった。というか、二人の俳優の過去のイメージから乖離している役のキャラがやっとかみ合ってきたと感じたシーンだった。

毎回発生するご遺体と、それにまつわるストリーのほかに、桐生をはじめとするMEJチームメンバーの成長が描かれると思うが、次回は高森(綱啓永)のトラウマの克服。そしてMJEの変わり者かつエースの水沢真澄(ディーン・フジオカ)が追う過去の事件とは。

だんだんと面白くなってきた。

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藤井風と神様 -2:「It’s Alright」のMVと、Apple Music Zane Lowe インタビューと

「It's Alright」のMVのインパクトが凄すぎて、楽曲の「~・・・It's Alright, It's Alright ・・・」はずっと頭を回っているのに、何回もMVを見る気分にならない。
この曲の出だしを聴いた時は、お経か?と思ったほどで地中から這い出てくる藤井風も相当怖かった。ゾンビの風がかつての山海塾みたいな白塗り・半裸のダンサーに囲まれていると思ったら、平安時代の麻呂みたいないな中性的な化粧の風の首が対の鶴の首と共に伸びあがったーーーーっ!最後は、歌詞の「この世は私の思わく通りに 今日かわいく回っています」を表現するように、宇宙の中で風がこの世(人間社会?)を手にして見つめている。。。。しかも白眼!ひぃぃぃ。
風は、宇宙を支配する”神”になったの??
※上記勝手な私の解釈・感想なので、この映像の本当のところの意味はわかっていません。

でも前半のお経部分はおいておいても、It's Alright~からの風ならではのグルーブ感はやっぱりいいんだよねえ。全くもって不思議な曲だ。

 

先月、アメリカのカリフォルニア州、Coachella Valleyで開催された世界最大級の音楽祭に、藤井風が2週にわたって出演したということで、随分話題になっていた。YouTubeでLive配信もあったがライブで観る気概はなく、後から観客がアップした動画をかろうじて視聴。でも2週目は探し方が悪いのかあまり動画がアップされていなくてほぼ見られていない。Live視聴した友人によれば2週目のほうがパフォーマンスのクォリティが断然良かったそうだ。

Coachellaの出演を受けて、Apple Musicのインタビューも行われた。
Coachellaに出演するまでの振り返りを聞かれた際、風は神様が連れてきてくれたと答えた。もちろん、周囲のスタッフや運に恵まれて、ということだが。
聞き手のZane Loweは、アルバム「Prema」についてや、彼の音楽やライブイベントとの向き合い方、人となりを導き出そうとしていた。そして瞑想についてたずねた時の風の回答もなかなかだった。はぐらかせているのか、それが彼にとって普通のことなのか。

 

最も好きなことはスタジオで音楽を創ること。
人前で歌うなんてと言いつつも、目の前にいる大勢を観客の一塊と見るのではなく、ひとりひとりに向かって歌っているという。
エゴはできるだけ捨てようと努力している。なぜならライブに来ている観客は、風を通して自分自身を見ること、感じることになるから。(だからライブの風は男でも女でもない雰囲気なのかなあ)

ほかにも、自分はまだまだ音楽のlearnerであること。

 

最近新しいMVを見る度に風は神になってどこへ行く?なんて勘違いしそうになるけれど、いやいや神は風だけでなく、私の中にもあなたの中にもいるということを再確認できて良かった。Zane Loweのインタビューに救われた。
楽曲が素晴らしく、カッコいいだけではない藤井風のファンを続けるのも容易ではない。そして同時に、彼が紡ぎだす楽曲から離れることも容易ではない。

 


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「Flow」(2024年):評判通りのすばらしさ!

90分間、一瞬たりとも気が抜けなかった。

突然洪水が襲ってくる。

じわじわと水位が上がってきて丘も森の木々もすべて水の下に沈んでいき、いろいろなものが流れていく。
時に雨が降り続き水面は荒れ、嵐にもなるがそれよりも何よりも、ずっとひたすら流され続けることの不安。(地面に立っていることがいかに安心か思い知る)

一艘の舟に乗ることができ、相乗りしたものたちと流されながら、時に舟を離れ溺れそうになったり、食べ物を分けあったり・・・。収集癖のある癖ツヨのもの。鷹揚で呑気なもの。神がかったリーダーシップのあるもの。人懐っこくムードメーカーなもの。やがて彼らに仲間意識のようなものが芽生えるわけだがー。

上記、登場するのは全て人間ではなく猫やカピバラや犬である。そして彼らの鳴き声以外、人間の言葉は台詞もナレーションも一切ない。


圧倒される水の映像。
美しい白い鳥。
毛の1本1本まで緻密な、、、と真逆で、動物たちは水彩画で書かれたような姿なのだけれど、その陰影で筋肉の動きがわかり、デッザンのすばらしさでそのしなやかさと機敏性が伝わる。ある意味ものすごくリアルだった。

鑑賞中ずっとドキドキハラハラしていた。
前半は主人公の猫が洪水になってからずっと食べ物を食べていないことが不安で仕方なかった。体力を消耗して死んでしまうのではないか?
後半は、危険な時に猫を導いてくれ、ピンチの時に助けてくれた白い鳥と別れた後、猫は、そして仲間とはどうなるのか。

生きることへの本能と、そばにいる体温のあるものとともに。
とにかく生き抜くこと。

なんだかドラマチックな映画の感想みたいになったけれど、映画はわりと淡々としてます。それだけにいろいろ考える余地があるのかも。

あー、猫を飼いたくなったなあ。

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レインシューズで雨の日に外出:”教授”(坂本龍一)をそっと思い出す

昨日の関東はまるで梅雨みたいにどしゃ降りだった。
梅雨に備えてAmazonで購入したレインシューズがその日届いたので、早速履いて駅近くのスーパーに買い物にでかけた。

スニーカーなら24センチを履くので、24~24.5センチのLサイズを買ったが、思ったより幅が狭く幅広の足の私は大き目のものを買って良かった。

想像以上に軽い。

前後が余っていることもあり、長靴を履いてる・ブカブカ感はぬぐえないが、とにかく軽くて大雨の中でも元気に買い物に行って帰れた。

無難な黒と白(グレー?)のコンビを選んだけれど、10年前の私ならカーキとイエローのコンビを買ったと思う。紺と赤でも可愛かったかなあ。

駅まで自宅から徒歩15分くらいだが、健康のためになるべく歩くようにしている。雨の日は、このレインシューズでスニーカーから染みこむ雨を気にせず出かけられる。

そして、歩くからこそじっくり聴ける雨音。
ちょっと話はそれるけれど、坂本龍一が亡くなる直前までのドキュメンタリーで言っていたことを思い出す。癌で体力が落ちた最晩年は大好きな音楽も聴けず、それでも”音”が必要だった彼は雨音を聴いていたというエピソード。以来雨音は私にとって”教授”を癒した優しい音として記憶に刻まれ、その音を楽しむようになった。

雨の音を聴きながら、坂本龍一を思い出しながら、雨の中をずんずん歩いた、いい1日になった。

 

※このブログはAmazonの広告を掲載しています。通常はドラマや映画の画像を使用したくて、Amazonから視聴(購入)できるものを貼っているという感じです。今日は、めずらしく自分で購入したものを紹介させていただきました。

 

幅広タイプもあるみたい。(知らなかった)