金曜10時のTBSドラマ枠は私好みのクライムミステリーが多く、視聴が定番化してきた。本作もクライム・・ではないかもしれないが、2組の夫婦に存在した”秘密”(真相)探し?の物語のようだ。
18年ぶりのドラマ主演となる蒼井優がテッパンの演技であることは言うまでもないが、彼女の(たぶん)相手役となる中島歩の佇まいがなんともいい。
彼がこういう地上波ドラマの主演級をやるのを初めて見るのだけれど、少しゆっくり目の話し方と、実は心に不安、不満?怒り?を秘めた表情が、樹生という男をうまく表現していた。ラストシーンのやり場のない怒りがにじみ出た言葉で、それまでの影のある目線の意味が腑に落ちた。と同時に、その言葉を受けた咲子(蒼井優)とともに視聴者も凍りついたのではないだろうか。
脚本家、生方美久のドラマでは「海のはじまり」でも初回、隠し子の存在がわかった主人公、夏君(目黒連)と共に固まったものなあ。
そういえば、中島歩は「海のはじまり」では夏の会社の先輩として登場していた。
おしゃれなコインランドリー、フィナンシェ、結婚雑誌、”好きな人フィルター”・・・提示される場所、小物の存在にいちいち意味があるようでその答え合わせもサスペンスの考察とは違ってまた楽しい。
公式サイトで、プロデューサーの千葉行利氏が「綺麗ごとは一切なしの毒入りのヒューマンドラマをお届けします。」と締めくくっているのが、こえぇぇと思いながら、(だって蒼井優だし、マツケンだし、夏帆だし・・)来週も見ます。
一見無害に見える、高橋文哉がどのように2組の夫婦の物語のスパイスになるのか楽しみだ。
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