最終回、総理(遠藤憲一)が国民の誰かと中身が入れ替わってしまう”テロ”の首謀者が判明。総理側の情報をあるときから、敵側に流してしまうことになったのが、書生の田中丸(大橋和也)だということもわかった。
そして最終回で首相が入れ替わるのは、AIと件の田中丸。大橋和也に、中身遠藤憲一を完璧に演じるのは難しいとふんだが、田中丸の姿の総理がしゃべるシーンは少なかった。(ほっ)
最終回で語られた、苦しんでいる国民のことを知るべきだから、総理と様々な事情を抱える国民とを入れ替えたという、入れ替わりの目的を語った科学者。そして苦しんでいても、現実の社会ではどうにもならないと諦めた人々を仮想社会に招待するという政党を立ち上げた科学者の息子(満島真之介)。
最終話でAIと人間社会とのかかわり方(と言うと大げさだけれど)、AIに政治ができるか?みたいなメッセージがぶち込まれたのは流石、どこまでもトレンドをちゃんとなぞっていて◎
中身の入れ替わりという、もともと非現実的なことをフックに話が進むのだから、その理由が現実離れしていてもおっけーなのかもしれないが・・・、最終話だけで語るには、何かを端折らなければならず、テロの目的、それに対処しようとする泰山=総理の描き方も、おおざっぱになってしまったのは否めない。
尻すぼみ感はぬぐえないが、それでもエンケンさんの様々な人と入れ替わった後、あの姿とワニ顔で、おばあさんや妊婦を演じるのが相当可笑しく、十分楽しめた。そして中身が総理になった国民を演じるゲスト俳優陣も大健闘だった!。
ちょっと残念だったのは、最終話で待ってました!と登場した、元秘書(高橋一生)が、もうちょっとちゃんと意味のある登場であってほしかった点。待ちに待っていただけに、面白いだけで(そこは期待通り)、あれ??って感じだった。
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