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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

映画

「エゴイスト」(2023年):タイトル通り”エゴの塊”なのだけれど

(ネタバレしています。) 浩輔(鈴木亮平)は、愛する恋人、龍太(宮沢氷魚)が病気の母(阿川佐和子)を支えるために体を売っていると知り、自分が経済的に援助するから”売り”をやめ、それでも足らない分は頑張って働くよう諭す。 出会ってほどなくして惹…

「第三の男」(1952年日本公開):猫に小判 - 2(鑑賞の記録)

その昔、父は若いころ観た「第三の男」はすごい映画だぞ、と言った。そして最近「第三の男」を昔何回も観たよ。怖い映画だぞ、と言った。 確かに何回も観たのかもしれないが、”怖い映画”というのは他の映画、例えば「死刑台のエレベーター」と勘違いしている…

「銀河鉄道の父」(2022年):菅田将暉さんに謝りたい!

役所広司の、何とも言えない間の取り方と、きょとんとした表情で笑いを誘う芝居が好きだ。(ご本人が笑いを意図しているかどうかは知らない)以前「キツツキと雨」という、若かりし頃の小栗旬と共演した作品でそれを発見して以来、役所広司のその演技がめち…

「市民ケーン」(1941年アメリカ公開):猫に小判・・・(鑑賞の記録として)

2021年のアカデミー賞で話題になった「Mank」。その時、”映画史に名を刻む大傑作”(これはUNEXTの紹介コピー)「市民ケーン」の共同脚本家の伝記映画であると紹介さていた。主演は私の好きなゲイリー・オールドマンだけど、「市民ケーン」を全く知らなかった…

「CUT」(2011年):俳優、西島秀俊の”芯”を観た気がした

なんか、ものすごいものを観ちゃった・・・。 公開当時、私は映画業界の端っこで仕事をしていた。西島秀俊が、ただひたすら殴られる映画「CUT」のことを業界紙で読んだ記憶がある。覚えているということは、私の中で気に留った映画であったのだろう。西島秀…

「冒険者たち」(1967年):ワイルドなアラン・ドロンが超カッコいい!

レーシングカーのエンジンの開発に取り組むローラン(リノ・ヴァンチュラ)と、腕のいいパイロットのマヌー(アラン・ドロン)、金属を使ったアートで成功を夢見るレティシア(ジョアンナ・シムカス)の男2人と女1人。少し年上のローランとマヌーは親友同…

「ある男」(2022年):窪田正孝の演技の上手さを再確認

窪田正孝は、WOWOWの企画「アクターズ・ショート・フィルム」で野村萬斎監督作品に主演した時、マジでこの人上手いなあと感心したことがある。 そして本作を観終えて、また同じように思った。 死刑囚だった父親と瓜二つの息子(窪田)を演じたわけだけれど、…

「役者道~渡辺謙があなたに語る仕事と人生~」(2023年 WOWOW ドキュメンタリー)

全4回にわたる、渡辺謙が一人登場して語る役者人生。 1回、2回、3、4回は一気に見た。カメラとその向こうにいる聞き手に向かって話すケン・ワタナベ。見ている(聞いている)うちに、まるでサシで話しているような錯覚に陥り、居住まいを正して彼の話を真…

「S 最後の警官 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」(2015年):オダギリジョー一人勝ち感が・・・

連続ドラマを見ていなかったのが、いけなかったようだ。登場人物の人間関係や感情の動きに理解が追いつかず、豪華に見える海鮮丼の魚がすべて大味・薄味・・・みたいな感想を持った。 当時、イケメン俳優として上り調子の向井理、綾野剛が、警察組織の中でも…

「白鍵と黒鍵の間に」(2023年10月6日公開):池松壮亮 映画情報~

舞台は、昭和63年の銀座の夜。 バブルただ中の銀座のバー。夢を追う博(池松壮亮)と夢を見失った南(池松壮亮)の二人のピアニスト。 ジャズ、音楽、バンドマン・・そして今となっては懐かしいバブルの情景。 スタイリッシュでノスタルジックな郷愁がプンプ…

「ミナリ」(2020年):タイトルが作品の本質をすべて語る

1980年代、アメリカで成功を夢見た韓国移民一家の物語。祖母役のユン・ヨジョンが、アカデミー賞でアジア人女優として2人目の助演女優賞を受賞し話題になり、私の中ではその受賞の瞬間と彼女のスピーチが印象に残っていた。 心臓の弱い長男のデビッド(アラ…

「隣人X -疑惑の彼女- 」2023年12月1日公開:林遣都 映画情報~

わが押し、林遣都君がドラマ、舞台、映画に次々と出演してくれて、ファンとしては嬉しい限り。ご本人の撮影スケジュールはわからないけれど、いい感じのタイミングで放送、配信、上演、公開され、私としては落ち着いて俳優、林遣都の”仕事”を堪能できる。 彼…

「善き人のためのソナタ」(2006年):善行は、いつか、どこかで、報われる

ベルリンの壁崩壊前の東ドイツ。社会主義国家が崩壊に向かう始まりの頃は、思想統制がより厳しくなり、まるでジョージ・オーウェルの「1984年」みたいな監視社会だったのだと、改めて知る。体制を批判する芸術家、ジャーナリストたちは職を奪われ、国の…

「キングダム 運命の炎」:やはり映画館で観て正解!

シリーズ2「遥かなる大地へ」の時も思ったが、中国古代の戦国もの、戦闘ものにして出演者の運動量の差がレベチなんですけどーーー。 ものすごい運動量の俳優:山﨑賢人(信)、杏(紫夏=しか)、清野菜名(羌瘣=きょうかい)、三浦貴大(尾到=びとう)、…

「ぼけますから、よろしくお願いします」(2018年)&「おかえり、お母さん」(2022年)

信友直子監督が広島県呉市で、老々介護をしている両親を撮ったドキュメンタリー作品。 岡山出身の私にとっては、ほぼ同じ方言に聞こえる広島弁。母親が認知症を発症し、父親が介護しているという状況。1作目は、まるで岡山の自分の両親を見ているようだった…

「日本のいちばん長い日」(2015年):役所広司と松坂桃李がでとるよw

最近、ハマっているドラマのこともあり、やたら役所広司のアップの顔を拝むことが多い。かなり昔に観た映画「最後の忠臣蔵」でも、ラストは役所広司のアップであった。アップに耐えうる面構えと演技力。必ず脳裏に焼き付けられる役所広司の顔。 本作は、8月…

「ギルバート・グレイプ」(1994年): 若き日のジョニデ、ディカプリオが瑞々しくて美しい

かなり前に鑑賞したことがある本作。 ディカプリオが知的障がいの弟で、その世話をしている兄にジョニー・デップ。過食で巨大化した母親が亡くなって、遺体を家から運び出せないから家ごと燃やした、という強烈なラストシーンが目に焼き付いていたくらいで、…

「身代わり忠臣蔵」(2024年2月9日公開):林遣都のおサムライ姿が拝めますー

最近、林遣都の出演情報をコンスタントに得ることができて、すこぶるご機嫌だ。 パパになって、ドラマ、舞台、映画に、ますます精力的に出演してくれて、ファンとしてはうれし限り。いろいろな役を演じる林遣都を鑑賞したい私としては、待ってました!時代劇…

「シン・仮面ライダー」(2023年):この間公開したばかりなのに、もうPrime Videoってか

Amazon Prime Videoで配信中ってやたらTVCMで見るし、押しの一人、池松壮亮が主役ってこともあり、早速鑑賞。 かぶり物のヒーローを演じる池松壮亮見たさで観始めたわけだが、とにかく次々に出てくる俳優が豪華だ。浜辺美波と柄本佑の出演は知っていたけれど…

「ボブと言う名の猫 幸せのハイタッチ」(2017年):実話に基づくストーリーってことで

薬物中毒者(更生プログラムを受講中)で、路上生活者だった主人公ジェームスが、野良猫を助けたことをきっかけに再起を果たす物語。 実話に基づくストーリーなので、劇的な動物との”友情”や”絆”のシーンが脚色して入っているわけではなく、ジェームスが路上…

「658㎞、陽子の旅」:舞台挨拶付の上映を観てきました!

金曜の夜にたまたま見た「A-STUDIO」に菊地凛子がゲスト出演していた。彼女のトークの様子が、これまでの役のイメージと違ってキュートで面白かったことから、宣伝していた映画「658㎞、陽子の旅」を観てみようと思った。ラッキーにも、舞台挨拶付のチケット…

「キングダム 遥かなる大地へ」(2022年):戦闘、アクション、スケール感、やっぱり面白い

ONE OK ROCKのテーマ曲を劇場で聴きたくて観た「キングダム」の続編。 始皇帝が戦乱の世を統一するまでの壮大な戦国絵巻の第2弾は、まさに何千、何万の歩兵・騎兵が将軍の一声(戦略・知略)で生死を分ける戦闘シーンがメインだった。 冒頭から、信を演じる…

「パーフェクト・ワールド」(1993年):アメリカのカッコいい父親は、強くて優しくてちょっとワルなのだ

クリント・イーストウッドという監督は、"アメリカの精神"を描くと、どこかでかで読んだことがあるが、本作はアメリカ人が理想とする父と息子の関係が描かれていたように思う。 脱獄犯ブッチ(ケビン・コスナー)と人質になった8才の少年フィリップ(T・J・ロー…

「プラン75」(2022年):他人事ではない、いろいろ色々考えさせられた

NHKスペシャルで「老人漂流社会」というタイトルの回を見た時だったと思う。長生きはリスクだ、という言葉を知った。老後破産する老人たちを取材した番組だったが、視聴後何とも暗い気持ちになった。そして"長生きはリスク"という強烈な言葉が頭にこびりつい…

「ブレット・トレイン」(2022年):しわしわのブラピでも、やっぱりキュートでカッコいいのだ

久しぶりに観終わって、あー、面白かった!と思えた作品。 原作が伊坂幸太郎というだけあって、話として罠や謎の回収が鮮やかで見ていてスカッとする。設定が日本の新幹線の中だが、確か台湾かどこかの国の特急電車の中で撮影されたとのことで、日本人が見れ…

「ドライブ・マイ・カー」(2021年):良くも悪くも村上春樹色のーこー!(濃厚)

3時間に及ぶ作品。映画を観たというよりも、文学小説を映像で観たという感じ。 冒頭の、物語の筋書きをしゃべりながら、主人公、家福(西島秀俊)とその妻、音(霧島れいか)のベッドシーン。2人の俳優の美しい姿態にはほれぼれしたけれど、なんでこんな退屈…

「大怪獣のあとしまつ」(2022年):寛大な遊びゴコロを持って楽しもう

以前、映画館で本作のポスターを見かけた時から気になっていた。明らかにゴジラみたいな怪獣が横たわり、その死体処理の話とある。配給会社は東映&松竹。(東宝に仁義は切ったんだろうなあ)B級くささがプンプンするが、出演者が妙に豪華だ。山田涼介、土屋…

「戦場のメリークリスマス」(1983年):”戦メリ”の音楽だけでない、坂本龍一とデヴィッド・ボウイの夢の共演

公開の年、映画館で観た。当時、YMOで人気の坂本龍一が出演しているという理由だけで観て、その時デヴィッド・ボウイという英国人ロッカーを発見した。(その後友人の影響もあり、坂本龍一とデヴィッド・ボウイを聴くことになる。) その時は、特に映画に感…

「クライ・マッチョ」(2022年):クリント・イーストウッド、歩く姿がバイデン大統領に似ているのだが

御年90歳を越えて乗馬する姿を披露できるクリント・イーストウッドに、心より賞賛を贈ります。 元ロデオのスターで、今は老いぼれの調教師の男と、両親の愛を知らない少年、少年が可愛がっている闘鶏のマッチョ(鳥の名前)のロードムービー。 メキシコに暮…

「COUNT 100」:林遣都、久しぶりのボクサー役

WOWOWのアクターズショートフィルム、玉木宏監督作品に林遣都が主演するとのことで早速鑑賞した。 遣都の役は、かつての栄光はどこへ、覇気なくリングでも冴えない、ずっと支えてくれた妻にも愛想をつかされつつある元チャンピオンのボクサー、光輝。 ある日…