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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「市民ケーン」(1941年アメリカ公開):猫に小判・・・(鑑賞の記録として)

2021年のアカデミー賞で話題になった「Mank」。その時、”映画史に名を刻む大傑作”(これはUNEXTの紹介コピー)「市民ケーン」の共同脚本家の伝記映画であると紹介さていた。主演は私の好きなゲイリー・オールドマンだけど、「市民ケーン」を全く知らなかったし、食指が動かずスルーしていた。

「市民ケーン」

先日観た、西島秀俊の「CUT」の中で100本の名作映画の一つとしてタイトルが出たのを見逃さなかった。2年前の記憶と最近目にした映画タイトルが重なったということで鑑賞。

 

オーソン・ウェルズって俳優だったんだ・・?映画の歴史も何も知らない私は、アメリカ映画史に影響を与えた監督、個性的演技が光る俳優・・・どのオーソン・ウェルズのことも知らないが、なぜか名前だけは聞いたことがあった。

そんな具合だから、何が傑作かもわからず、”猫に小判”とは、私に「市民ケーン」というわけだ。

 

たまたま両親が経験した偶然と幸運を引き継ぎ、資産家としてメディア(当時は新聞)を買い取り、政界に挑戦し・・とやりたい放題の男、ケーンが亡くなった。最後の言葉「Rose bud(薔薇のつぼみ)」という言葉を残して。
その言葉の謎を解くために、彼の生い立ちを関係者から聞いていく新聞記者。そこには、世界中から彫像を買いあさり、歌手になりたかった妻のためにオペラハウスを建設し歌わせ(妻には歌手になる実力はなかった)、巨大な自分の城を建てたけれど、最後まで誰かを愛することも、そして愛されることもなかった一人の孤独な男の姿が浮かび上がるばかりだった。

オーソン・ウェルズは、共同脚本、監督、製作、そして主人公ケーンを演じている。若干25歳の時だそうだ。スゲー。

「第三の男」もオーソン・ウェルズの演技が光る傑作ミステリーだそうだが、子どもの頃、父がこの映画のことを話してくれた記憶がある。父の青春時代は、それこそ映画は娯楽の王様だったろうから、「第三の男」を観てひどく感銘を受けたような語り口だった。ついでに「第三の男」も観るか・・・。

 

作品の感想にもならず、ただの鑑賞記録になってしまった。ここまで読んでくださった方には申し訳ありません。mm

 

市民ケーン(字幕版)

市民ケーン(字幕版)

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