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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「万引き家族」(2018年)

第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを獲得した本作。 改めて是枝裕和監督という人は、子どもの撮り方が凄いなあと思う。「誰も知らない」で柳楽優弥に史上最年少の主演男優賞を取らせた手腕だ。 子どもの表情はもちろんのこと、立つ様、後ろ姿…

「デビル」(1997年)

1990年代のIRA(北アイルランドのイギリスからの独立を主張する組織)が絡む映画って、登場人物の背景にIRAがあるという理由で物語の始まりがあったり、物語が悲劇に終わったりするんだけど、IRA組織が物語に関与するディテールは端折られることが多く、すべ…

「シャーロック」-2

前回本作について書いたくだり、 『「シャーロック」というタイトルは、皆が知っている古典をベースにしたミステリードラマですから安心して見てね、という、もはや免罪符でしかないような気がする。コンビが事件の謎を解くという設定しか一致してないもの。…

「スカーレット」

9月30日から始まって、主人公、喜美子(戸田恵梨香)の幼馴染、信作(15歳)としてすでには林遣都も出演しているのに何も書いてなかったことに気づいた! 朝ドラ恒例、主人公の幼少期を描く子役が担当する約1週間は、喜美子の父親(川原常治)役の北村一輝の…

「いだてん」-16

まさに神回。 こんなに悲しくて、悔しくて、切ないシーンをアップテンポの落語「富久」の語りで描くとは! 前回は、小松(仲野大賀)が戦争に駆り出されたくだりて泣けたけど、今回は彼の死。 満州で終戦を迎えかろうじて生き残ったにもかかわらず、道端でソ連…

「君が君で君だ」(2018年)

池松壮亮の出演作品を追っていると、どうにもこのブログに感想をかけない作品に出くわすことがある。実際、せっかく観たのにブログに書いていない彼出演の作品がある。本作も、ちょっとそんな感じ。 好きな女性(彼らは姫と呼ぶ)を守るために、彼女が好きな…

合唱大会

何事もライブ=”生”は良いものだ。 随分昔の話になるが、知り合いの娘さん(当時高校生)の吹奏楽部発表会に行ったことがあるのだが、さして期待せずに参加した私は、ホールに響く生演奏に体を包まれ、予期せぬ感動で不覚にも涙が出てしまったことがある。 …

「シャーロック」

おディーンの使い方を制作側も理解してきたようだ。色物にならないギリギリで寸止めする遊び心ある演出。コメディではないのだけれど、本人もそこのところ楽しんで演っているようだ。 いやあ、なかなか面白い。 「シャーロック」というタイトルは、皆が知っ…

「いだてん」-15

大好きな嘉納治五郎先生が亡くなった。 悲壮感を全く感じさせず、その人物の重さ、その人を失うことの重さを語る役所広司に、演技の骨頂を観た。 私としては、加納先生(役所広司)と可児(古舘寛治)や四三(中村勘九郎)、田畑(阿部サダヲ)との漫才みたいな掛け…

10月の夏日とグレタトゥンベリさん

10月なのに陽射しが強い。空は高く秋のそれだけど、熱帯低気圧になった台風が残した熱が半端なく、まだまだ半袖がしまえない。 先日の国連気候行動サミットで演説した、16歳のスウェーデン人、グレタトゥンベリさんが時の人となっている。 環境問題を訴え、…

松重(豊)さんの言葉

先日たまたま見たNHK「あさイチ」のゲストが松重豊だった。 テレビやスクリーンでよく見るけど、トークしている松重豊を見たことはなかった。福岡出身とのことで、博多華丸と博多弁でおおいに盛り上がっていた。 どんな人って聞かれたとき「役者は空っぽだか…

「宮本から君へ」

池松壮亮が宮本にしか見えねー。 全編にわたり、暑苦しくて騒々しくて痛々しい宮本が、とにかく自分の中の筋1本通して七転八倒している。そんな中でも、恋人となった靖子(蒼井優)とのつかの間の幸せなシーンもあり、そんなシーンでの池松壮亮の優しくて甘っ…

「エニイ・ギブン・サンデー」(2000年)

まさに先週土曜日の、ラグビーワールドカップ「日本×アイルランド」戦のことを、”エニイ・ギブン・サンデー”というのだと思う。(ゲームは土曜日だったけど、そして日本は世界ランキング8位の強さだけど) ”Any given Sunday”とは、”どんな(弱い)やつでも…