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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「光」(2017年):本作の”光”に希望はあるのか?

井浦新が主演の作品ということで鑑賞。
井浦新のことは「おっさんずラブ -リターンズ-」でその魅力を再認識したけれど、その前から気になっていた。
「あのときキスしておけば」では、体は男性で心は女性というキャラを好演していたし、「最愛」では主人公の女性を陰で支え愛し続ける男性をせつなく演じていた。主役ではないし、フレッシュな若手でもないし、ものすごい演技派の評判を聞いたこともなかったけれど、薄い顔で優しい感じの存在感が抜群だった。

本作では、その印象とはまた違った、物腰優しい夫の芯にある、得体の知れない”負の力”を、黒目がちな優しい瞳の奥で表現していた。いつその負の力がブワッて出るのか、鑑賞中気が気でなかった。

 

映画に出てくる離島の椿、濃い緑、太い木の根、夜に光る月、人間より圧倒的に密度のある島の自然と、閉塞した人間関係、そして突然挿入される爆音はインパクトがあった。
断つことのできない人間関係の”情”?”業”?から、人を殺してしまう主人公のことを理解するのは難しいけれど、殺す側の井浦新の目と、殺される側の瑛太の目はとても印象的だった。

瑛太が演じる輔(たすく)は、幼い頃父親の虐待に合い、その後慕っていたはずの幼馴染の兄ちゃんだったゆきにい(信之=井浦)に殺される。殺されるとわかって振り向いた時の無抵抗の輔の目が、哀しみとも喜びとも諦観ともとれ、黒く美しかった。
ところで、私は殺される役の瑛太を別の作品で観たことがあり、その時の壮絶な死が軽くトラウマになって、その後瑛太出演の作品を観るのを避けていたフシがある。今回は免疫があったので大丈夫だけれど、この俳優、殺されるシーンですごいインパクト残すよなあ、と改めて思った。その前の橋本マナミ(井浦新の妻役)との濡れ場や、狂気の笑いなどの強烈なシーンが、最後の殺されるシーンで吹っ飛んでしまった。

終わってみれば、瑛太のいっちゃっている演技がやはり強烈に頭に残った作品だった。

光

  • 井浦新
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オマケ:

「あのときキスしておけば」の感想はこちら

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「最愛」の感想はこちら

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井浦新サイコー!の「最愛」の2回目の感想

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