久喜は顔を近づけてスリスリしようとすると、ものすごい嫌そうに自分の顔を遠ざけようとする。
小さいときから、人の顔を舐めさせなかったので、久喜が私たちの顔を舐めることはない。
最近、TVで犬の口の中にある細菌で、人に感染すると手足が壊死するという話を聞いた。多くの人は抵抗力があり、発症することは稀らしいが、犬が傷口を舐めたことで感染し、腕を切断していた女性の話が紹介されていた。とても恐ろしいことだ。そんな目にあったら、その後犬を遠ざけてしまいそうだ。
久喜が、人を舐めることがなくて良かった。
顔を近づけて、ものすごく嫌そうにされるのはちょっと寂しいけど。
写真は料理する私の足下で、正座してキャベツの切れ端が落ちてこないか待っている久喜。