< script data-ad-client="ca-pub-5086079268044038" async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js">

はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「生きちゃった」(2020年):私の中で勝手に仲野太賀まつり⁈

親友同士の厚久(仲野大賀)と武田(若葉竜也)。中学生の時には、奈津美(大島優子)も加わり、後に奈津美は厚久の妻となる。娘にも恵まれ、幸せに暮らしていたつもりだった厚久だが、奈津美の浮気をきっかけに不幸の連鎖が止まらない。こんな不幸が連続する人いる?と言うほどヒドイ。

それほどの不幸に遭いながらも、"泣きの"大賀が泣かない。泣けない。あまりの不幸に驚きすぎて涙もでないのか、とにかく厚久は本当に言うべきこと、大切な思いを大切な人に伝えられない人なのだ。それは彼が日本男児だからか?厚久の思いをわかろうと、そしてわかってくれるのは、親友の武田しかいない。

ラストシーンで、厚久と一緒に号泣してくれ、厚久の慟哭を全身で受け止め、彼の背中を押してくれた武田の友情にはただただ感動する。そして、その時の厚久の慟哭が強烈すぎて、彼の中で突き上げる嗚咽がこちらにもシンクロして胸が痛かった。それは、これまで私が観てきた映画やドラマの中では観たことのない、感情が爆発したシーンだった。思い出すだけでも胸の奥から嗚咽が突き上げてくる。太賀マジすげー。

 

そして、不幸の原因を作ったはずの奈津美(大島優子)。

「5年間、ずっとあなたの愛を感じられなかった」と言い放った彼女こそ、厚久のことを愛していたのだろうか。二人が結婚した経緯は語られなかったけれど、厚久は別の人との婚約を破棄して、困っていた(らしい)奈津美を救う形で結婚したということだった。
愛情を感じるためには、感じるアンテナというか、ささやかでも愛情のパルスを感じるセンスが必要だと思う。相手を興味をもって、あるいは愛する対象として見ていない者に、小さなパルスは伝わらない。

役とは別に大島優子は大健闘。とても彼女が元AKBのトップアイドルだったとは思えない。(しかし彼女はアイドルの前に子役だった!かなりのベテラン)自分の業と情念の深さ故だけれど、不幸になっていく奈津美の息遣いも生生しく、哀しいよりも怖かった。

 

最期に本題と外れるけれど、毎熊克哉がの大賀=厚久にとって間男ー。ひえー、「初恋の悪魔」では、大賀=悠日のいい兄ちゃんなのに~!

 

ikichatta.com

 

生きちゃった

 

[http://にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村:title]

 

[http://
映画ランキング:title]