数年前から麹の効能が評価され、塩麹は調味料として家庭の冷蔵庫に居場所を得たと思う。米麹と塩麹、どちらが先にブームになったのかは知らないが、米麹が原料の甘酒も、健康飲料として様々な形態でスーパーに並ぶようになり、もはや定番商品となっている。様々な形態とは、瓶にはいった少しとろみのあるものから、紙パックに入ったサラサラで飲みやすいタイプ、フリーズドライものと、手軽さ、濃度、味もいろいろだ。
子どもの頃、母方の祖母が作った自家製甘酒をよく飲んでいた。どういうタイミングで自家製されたのかは知らないが、冬に温めて飲むよりは夏に冷やして冷たい少しドロッとした甘酒を子どものころよく飲んでいた。
数年前に甘酒がブームになって、市販されているいろいろなタイプのもを試したが、最近は、イチビキの甘酒に落ちついてきた。手頃な値段でスーパーで手に入るのことに加え、私にとっては祖母の作った自家製の甘酒に最も近いドロドロ感と味だからだ。甘いけれど自然の甘さだ。
温めても冷やしても美味しい。
家人は甘酒を冷やして飲むという習慣がないようで、もっぱら冬に温めたものを一緒に飲む。一時、コストコで買った紙パックでサラサラしたタイプのものを夏に冷やして飲んでいたが、私しか飲まないのでそのうち買うのをやめてしまった。
年末から正月にかけて本格的な冬になってくると温かい甘酒が欲しくなる。
イチビキの甘酒を沸かして夫婦ですすっていると、なんだか昭和だなあって思う。
イチビキの甘酒を検索して、メーカーサイトにアクセスしたところ、イチビキ株式会社は創業が1772年!!江戸時代から続く、みそ・醤油の製造から始まった名古屋の地場企業であることを知りました。すごい!