< script data-ad-client="ca-pub-5086079268044038" async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js">

はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「西郷どん」

大河ドラマ、最初から見るか途中から見るか。(ん?どこかで聞いたような・・)

不実な感じがして後ろめたいが、直近2年は途中から、しかもかなり終盤から見ている。見るつもりなかったのが、やはり後半の佳境にきて俄然面白くなるのだから仕方ない。

で、今回の「西郷どん」もいよいよ坂本龍馬が登場した回から視聴。しかも、私の好きな小栗旬が演るではないか!小栗旬のワイルドでちょっと粗野な感じ、でも茶目っ気ある様子は龍馬にピタリとハマる。

実は数年前に大河で福山龍馬を放送した時、張り切って初回からテレビの前に正座して見たのだか、あまりのリアルな映像に、本物の龍馬ファンとしては、その最期を知るだけに見続けることができなかったという暗い(?)過去を持つ私。福山龍馬の整いすぎた顔と線の細さがが引っかかったのもある。(実は福山さん、身体作ってましたけどね)

でも今回は龍馬は主役じゃないし、最期はナレ死かもしれないし(!今から言うな!)、小栗旬が演じるカッコいい龍馬だけを見られるもんね。(そう、龍馬の最後を見たくないのさ)

でも、昨日の登場は、小栗龍馬、遠憲さん(遠藤憲一)に喰われてました。いやあ、遠憲さんの勝海舟、カッコ良すぎる‼ 勝海舟って実は男前だったのに、遠藤憲一?とちょっとだけ頭を掠めたのだけれど、そんな雑念がぶっ飛ぶほど作ってきていました。早口の江戸弁、鋭い眼、だけどとても澄んでいて聡明さを醸し出し、、、さすがに遠憲と感服致した次第です。がんばれ、小栗龍馬。

 

しかし、毎回思うけど、大河ドラマって大したものだよね。製作費もすごいんだろうけど、やはりその現場に挑む俳優たちの意気込みがテレビ画面からでも滲みでているわけで。主役の鈴木亮平なんて、本当に立派でござるよ。

 

 

「dele」 - 2

なかなか面白いじゃないですか!

山田孝之の化けっぷりがすごい。っていうか、私が勝手に思っている山田孝之のイメージが、ひどいんだけど「破獄」というドラマの主人公のイメージなんだな。(何度も牢屋を破る囚人の役で、看守役のたけし(北野武)との長年にわたる攻防線に緊張感と不思議な情の通いがあってしみじみする。「破獄」については、以前緒方拳が山田の役を演じていて、それもものすごく迫力があって印象に残っていたドラマだったので、山田孝之が演じると聞いて、見逃さずに視聴したってわけ。)

ちゃんと書いておきますが、彼は「白夜行」とか「手紙」とか、かなりイケてる役もきちんと演っています。

菅田将暉は、山田孝之と対照的にこきたない感じで登場。(すみません)でも賢くて明るくて、素直な青年、でも実は衝撃的な暗い(?)過去があるみたい。

全体的に暗いトーンが深夜枠らしい。毎回のゲストも楽しみです。

 

「グッド・ドクター」- 2

だいたいの医療ドラマでは、どんな難しい手術でも、天才的あるいはものすごい研究と訓練の必然で何とか成功するもので、患者はだいたい死なない。特に、このドラマの主人公、山﨑賢人が演じる新堂湊は、医学書や手術の事例をほとんど記憶するような記憶力に長けたサヴァン症候群(しかしコミュニケーションに障害がある)のレジデント(研修医)だ。どんな状況でも、この病院の小児外科にかかった子どもは助かるに決まっている、と高をくくっていた。

そんな偏見と共に第1、2話を見て、想像通りで突っ込みどころがなく、ブログに特に書くことがなかった。まあ、強いて言えば、障害を持つ青年の山﨑賢人のそれらしいしぐさや癖が可愛すぎるってことぐらいかしら。。

しかし!第3話で女の子が亡くなってしまった。嘘や!しかも、W主演と言ってもいい、上野樹里演じる夏美先生の初執刀で。娘をなくして両親のやり場のない哀しみと怒りが、病院をたらいまわしにされた最後に引き取って処置(手術)した医師に向けられたのは分からないでもないが、責められ訴えられた夏美先生(樹里)は失意のどん底に。そんな3話のメインストーリーが展開される中、湊先生(賢人)が画面の端っこであの独特な走り方でちょこちょこ走り回り、一生懸命彼の信じるところの仕事をしている。亡くなった女の子の着ていた服を繕い、彼女が大事に手にしていたラジオ体操カードをゴミ箱から探し出し複製し、両親に届けたのだ。その形見が両親の心を癒すこととなり、夏美先生も救われる。両親が夏美先生にお礼を言うシーンは本当に号泣ものだった。山﨑賢人そっちのけで、樹里のメインストーリーの山場で世間の母親たちは号泣したのではないだろうか。

ということで、”患者絶対死なない=医療ドラマ”にならないところで、気が抜けない「グッド・ドクター」。藤木直人演じる高山先生の弟の伏線もあり、今後が楽しみだ。

 

ところで、東郷病院の院長先生の柄本明が「A LIFE~愛しき人~」(今から思えばなんて、ベタなタイトルだろう・・)の院長と全く同じ役どころって思えるのは私だけ?他にいないのかなー、老院長にぴったりな俳優・・・。出過ぎることなく存在感を如何なく発揮できる、あの飄々とした中に真実を見抜く目、やはり柄本明しかいないか。

 

親切でいること (- 大谷翔平選手)

先日、病院の帰りに、帰りのバス停がわからず病院前の介護ショップで聞いた。教えられた所でバスでを待っていると、教えてくれたお兄さんが、バスは病院の玄関に回って来るはずだから、外は暑いから病院に行くよう、わざわざ炎天下の中言いに出て来てくれた。いや、本当にその日は37度を記録していて、その親切は外にいる者にとってありがたかった。というか何て親切なんだろうと思った。

親切な行動とは、相手のために自分がちよっと面倒だったり、手間だったりすることをやることだと思う。手間に思っても、また思わなくても、関係なく行動することだと思う。

そして親切にされた人はその手間を認識した時、親切にされたと自覚する。かつ有り難いと思った時、次は誰がに自分も親切にしようと思うものだ。

 

さて、メジャーリーグで活躍中の大谷翔平選手の美談をよくネットでみる。先日もたまたま見た日刊スポーツの記事に、"ファンへの神対応"というのが載っていたけど、この人も親切なんだろうなと思った。ファンに投げたボールが壁に当たって届かなくても、ほとんどのメジャーリーガーは放っておくらしいのだが、大谷はわざわざ拾いに行ってファンに渡したそうだ。それがアメリカ人には、感激するファンサービスになったらしいのだが、親切な人なら、普通に考えて自分があげたボールが届かなかったら、拾ってあげるんじゃないかな。確かに拾いにいく手間はあるけど、それを時間がない、面倒くさいといってやらないか、やるか、なのだと思う。

 

盗まない(傷つけない)、嘘をつかない(正直であれ)等、人としてあるべき行動を表す言葉はいくつかあるけど、(人に)親切であることは心持ちに少しでも余裕がないと出来ないことだ。お金持ちでなくても、政治家でなくても、宗教家でなくても、一般市民の私としては、人のために、少しの手間を割けられる人になりたいと思う。これをどんな心持の時にもできるというのは、今考えても至難と思われる。

大谷選手がすごいのは、今回のような話がそこここで聞かれることだ。大舞台の最中や前後でありながら、だいたい心持ちを平常に保っていることではないだろうか。若干23歳の青年が、だ。やはり彼から目が離せないし、応援してしまうよね。

 

「REBORN」―ナミヤ雑貨店の奇蹟 より

先日、映画の感想にも門脇麦が歌う「REBORN」で落涙したと書いたが、その落涙現象、その後YouTubで聴いても、何度見ても泣けてくる。門脇麦の、劇中の役の"想い"が歌になった、独白のような心に訴える歌声が、けっして歌唱力があるとは思えないんだけど、心に真っ直ぐ入ってくるのだ。もちろん、映画鑑賞後だから、この"想い"を知っていて、林遣都が演じた"魚屋ミュージシャン"の存在があるからこそだと思う。

そして、書き留めておきたかったのは、観賞後1日経って、頭に浮かんだのか遣都の優しい歌声だったこと。何回も聞いた麦のではなく、歌、苦手?って思えたその声。でも優しい声。それでまた、泣けてくる。

山下達郎が廣木監督から、とても難しい注文を受けて作ったテーマ曲の「REBORN」。まさに映画が描こうとするテーマに寄り添い、物語を支えていると思う。

そのフレーズを最初にハミングで観賞者に提示したのが林遣都で、振り返ってみれば未完成のその曲の、優しさの片鱗を聴かせてくれたのだと思う。遣都の歌が聴けて良かった。(客観視して、我ながらファンて素晴らしい❗)

この曲に出逢えたこと、門脇麦の歌う「REBORN」に出逢えたことに感謝。だって必要なときにこの歌を聞けば、優しい気持ちになれたり、救われたり、きっとできると思えるから。

いい映画は、その感動を数日経っても反芻できるものだし、そういう映画にありがちな印象的な曲は、翌朝起きて頭の中を回っている事が多い。

 

 

 

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(2017年)

いきなりで申し訳ないが、ひょっとして林遣都、歌は苦手?彼が歌うシーンでは、なぜかこちらが緊張してしまった。ええっ?

山下達郎が作った「REBORN」を劇中ミュージシャン役の遣都がオリジナルソングとして、歌詞がないまま歌っていたのだが、その後、鈴木梨央がその歌を口ずさんだ時の方が、曲の全容がわかったもんな。そして、大人になった鈴木梨央の役を門脇麦が演じていて、麦が人気歌手の役としてそれを歌った時、なんて切なくいい歌なのだろう、と彼女の独特な透明感ある歌声を聴いて落涙した。

 

映画の話を説明するのは、登場人物も多く時間を行ったり来たりするので難しい。

ある一夜に、時空を超えて悩み相談の手紙という媒体を介して人々がやりとりをするんだけど、それらがすべて偶然・必然に少しずつ関係し、影響し、その結果が美しい物語となっている。原作者東野圭吾の、彼らしい絶妙な展開だった。

林遣都、今回は芽が出ないミュージシャン、しかも80年代ということで、最初、長髪ヅラと無精ひげという、一見面白い感じで登場。ジャニーズの山田涼介が主役のはずが、前半の主役は林遣都だよな、と思うほど重要な役でした。

おじいさんになった西田敏行も若い頃を演るには、かなり無理が・・・と思いましたが、うまくこなされていましたし、その息子役に萩原聖人。(「バッテリー」で林遣都とは共演していて、10年の時を経てまた同じ現場。)

最後のオチまで、本当によくできたファンタジーを、廣木隆一監督が美しく仕上げていました。(遣都の配役は「火花」からの廣木監督つながりかしらん。

 

 

 

「半分、青い。」ー 9

きたーー!緑子!

「あんたのロミオは、ボンクラでっせぇ。あーはははははーっ」

一緒に、久しぶりに相当わろた。

秋風(トヨエツ)ロスで、楽しみが少し減ったと思ったら、もうこれ以上のキムラ緑子はないんじゃないかと思えるほどの破壊力のある彼女の関西弁と髪型、ついでに衣装で、しばらく毎日楽しめそうだ。