当初、観客を無料招待して実施する予定だった、藤井風の”Free”Live 2021。緊急事態宣言、観客動員はあきらめたけれど、小雨の中それでも決行してくれた。
広大な緑の芝生の中、ピアノ1台がポツン。
遠くにいるスタッフ、声援も聞こえない中、一人で1時間をやりきらなきゃならない。小雨が降っているかいないか・・。日産スタジアムにそんなに遠くはない我が家の周りで雨音は聞こえない。どうか雨が降りませんように、と祈るような気持ちで観始めた。
オープニング「きらり」から始まり、マイケル・ジャクソンの「Heal The World」。いつも通りの圧倒的な歌声とピアノ演奏。この曇天の中、雨の線が見え始めたこの場所、この時、この音を聴くことができることに感謝しかなかった。彼の弾く音が五臓六腑を打ち、泣けてきた。
音楽ってすごい。やはり改めて思った。
いつも思うけど、藤井風は息をするように歌って弾く。雨が鍵盤を濡らしているのに、彼の顔には雨粒が見えない。でも途中からは髪に雨粒が光る。雨でグレーの空なのに、芝のグリーンは洗われより緑を増し、彼のはじき出すグルーヴはどこまでも心地よい。テレビの前で体を揺らしながら、手拍子と言われれば手拍子を打つ。(膝の犬がびっくりしていたけれど)
もうね。その1時間は、確かに”Free”でしたよ。いろいろなことから。ほんと。
風くん!そしてスタッフの皆さま、ありがとうございました。
※これを書きながらも聴いているのだけれど、なんだろうね、彼の声を聴いていると心のざわざわ、ボツボツの突起が消えて浄化されていく感じがするのよ。不思議。
風、神か?!
[http://
エンターテインメントランキング:title]
[http://にほんブログ村:title]