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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「精霊の守り人」(2016~2018年):ロン毛姿、若き日の林遣都を拝めます

大河ファンタジー3部作を一気見。

「精霊の守り人」シリーズに林遣都が出演していて、私は彼の25歳前後の作品をあまり見られていないので、いい機会だった。

 

大陸の春秋戦国時代を思わせるが、架空の時代、地域、衣装も文化も独特の世界だ。そして、この世のほかに精霊たちが営むもうひとつの世界があり、それはこの世と繋がっている。

物語は、水の精霊の卵を宿したゆえに、帝(藤原竜也)から命を狙われる新ヨゴ国のまだ少年の王子(小林颯)と女用心棒バルサ(綾瀬はるか)の出会いから始まる。

 

NHK放送90年と冠がついているだけに壮大なスケール。セットもCGも登場人物の数の多さも日曜に放送する大河ドラマに匹敵する豪華さだ。

そして、シリーズを通して、人知を超えた精霊、自然とのかかわり方について考えさせられた。また、父に命を狙われ続けても苦難を乗り越え、国の民を救ったチャグムの生き方、国を追われてなお国を思う、バルサを育てたジグロ(吉川晃司)の生き様など、それぞれが物語の柱となっていて魅力的だった。

 

俳優陣の奮闘にも目を見張った。
何はさておきバルサ役の綾瀬はるか。短槍使いのバルサそのもの。たぶん綾瀬はるかはバルサを演じて、槍を本当に使えるようになったと思う。
そして、彼女がバルサ役としてやたら顔を黒く塗られているのが毎回気になった。彼女だけでなく、市井の人々も茶色の顔。特殊メイクでないにしても、顔だけでなく指先まで色を塗るのは大変だなあと思いながら視聴していた。

武人の国カンバル王国において100年に一度の強さを誇った王の槍(国王を守る武人)、ジグロも吉川晃司の当たり役に思えた。無骨で冷静だが、熱い情を持つ男。レベチの強さと信念のある生き方は、これはジグロの物語?と思うほどカッコよかった。

自分を神と信じる帝を演じた藤原竜也。不気味な狂気を表現するのに、この俳優の右に出る者はないかもしれない。愚かさと、逆に自らを神とそこまで信じきれる純粋さが、滑稽を通りこして最後は痛々しい。

林遣都演じるシュガは、シリーズ1では、好奇心旺盛な秀才として星読みの修行中。精霊の世界に通じることのできる呪術師トロガイ(高島礼子)に弟子入りしたり、建国の秘密を探るべく古書を読んだりと、サイドストーリーで重要な精霊界の動きをトロガイと読み解く。この二人が登場すると、戦いの血なまぐささや王宮のきな臭さから一瞬離れて、ちょっぴりコミカルでほっこりするシーンになる。

シリーズ2から、ロングヘアーで登場。次期聖導師に雰囲気が近づき、国のあるべき姿を唱えチャグムを支えるようになる。
出番は多くはないが、シリーズを通してしっかりシュガが成長していて頼もしい。そして林遣都25歳前後と思われる本作で、すでに30歳ごろまでの林遣都の演技が出来上がっているように見えた。

最期に、俳優陣の健闘の中で忘れてはいけないのは、トロガイを演じた高島礼子だ。特殊メイクで絶対誰もトロガイが高島礼子ってわからないと思う。
呪術師のおばばとして、ずーっと中腰、まるで四股を踏むような恰好で終始存在し、新境地を開いた。老獪かつ知恵者として本当にいい味を出していて、要所要所でストーリーテラーとなっている。バルサを愛する彼女の弟子、タンダ(東出昌大)とのコンビは、バルサの心身の休まるところということもあり、彼女が出てくると、どんな逆境もきっとなんとかなると思えた。

 

正直、シリーズ3部作を1回のブログで書ききるのは難しい。印象に残ったところももっとある。機会があれば書こうと思う。

ともあれ、林遣都の出演作品としてアーカイブしておくならば、ブログタイトルにも入れたけれど、ロン毛の遣都も美しく、カッコいいってことです。

www2.nhk.or.jp

 

 

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