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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「きのう何食べた?」

さて、西島秀俊3連発の第3弾は、先週始まったTV東京の連ドラ「きのう何食べた?

内野聖陽とダブル主演でゲイのカップルを演じる。40代のおじさん二人のカップルってなかなかリアル。「おっさんずラブ」で一挙に日の目を見た感のあるBoy's Loveものと違って、このドラマに”美しい林遣都”はいなぞ。芸達者な二人がどう展開するのか楽しみ。

それにしても西島秀俊の料理シーンは、パナソニックのCMの延長と錯覚してしまいそうだ。CMの、家事を分担する善き夫と優しいパパの姿が一瞬重なったけど、実際のシロさん(西島秀俊)は、倹約家でちょっと口うるさいかたぶつ弁護士。仕事柄?ゲイであることを隠しているシロさんと、美容師で人当たりのいい賢二(内野聖陽)はカミングアウしている点で、2人の生活に行き違いや衝突が起こる。

ものすごく骨太の役のイメージが強い(私の中で)内野の、素直な乙女っぽい感情が出るシーンが秀逸。変に乙女をやり過ぎず、おじさんのままなのに切なく可愛らしい。原作漫画のファンにもかなり好評価を得ているらしい。流石だなー、内野。「ブラックペアン」の佐伯教授と同じ人とは到底思えない!

せんない気持ちや世間の目やら、悩みだしたらきりがない男二人の共同生活を、穏やかに成立させてくれるのが、シロさんの手料理。食卓を挟んだ二人の手に、男にしては小ぶりすぎるご飯茶碗が可愛らしい。二人のささやかな生活を応援の気持ちと共にこっそり覗かせていただく気分だ。

弁護士のシロさんの依頼人や事件、賢二の美容室のお客やスタッフなど、それぞれの仕事がらみの人間模様が、都度ゲストを迎えて描かれるのも楽しみだ。

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