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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「俺の家の話」- 2 : もはや"私の家の話"

25年ぶりに実家に戻り、内緒でプロレスラーの副業をしながら父親の介護に励む長男=長瀬智也の奮闘ぶりがいい。

くどかん、もうこれ当て書きだよね、たぶん。長瀬智也が演技をしているようには見えない。聡明とは思えないのだけれど、人の気持ちになって考えることができ、同時に考え過ぎて立ち行かなくなる前に行動に移すことができる寿一。単純で行動力のある、そして長男という、遅ればせながらではあるが、自覚も持ち合わせている好人物を熱演している。

長瀬智也がゴリラ顔で悩んだり、驚いたりする度にクスッと笑いながら応援している自分がいる。

長瀬を囲む、小悪魔ヘルパー戸田恵梨香や、毒吐く妹の江口のりこ、なかなかのポンコツ次男永山絢斗、そして今回腹違いの弟であることが判明した芸養子の桐谷健太。彼らの絶妙の会話劇も楽しい。介護と相続を扱っているのに、笑いなしでは見られない。そして個人的に"俺の家の話"と"私の家の話"が親の介護という共通項のもと重なる思いや状況もあり、もはや自分事として見ている。

「(介護するのは)そーゆーもんだからだよ」「親の介護も人生のうち」など、心に刺さる言葉もあり、今の自分の状況を深刻にならず自然体で受け入れることができる。

"俺の家"ほど賑やかで楽しくはないし、もちろん設定や環境もまるで違うけれど、老々介護を月1回の帰省で何とか見守っているつもりの自分としては、このドラマに救われることが多いです。