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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

音楽劇「浅草キッド」- 3:ついに観てきました!できればもう1回、いやもう何回も観たい

楽しかったー!

極上のエンターテイメント!
当時の浅草芸人たちの泣き笑い、七転八倒する様を、リズムとテンポと迫力の生バンド、台詞を歌にのせた音楽とともに描くことで、観客を往年の浅草にあっという間に引きずりこむことに成功している。

それはオープニング、あめくみちこ扮する新宿歌子の歌唱から始まった。

 

最初、音楽劇ということで、俳優の歌唱力とリズム感みたいなものに、つい耳と視線が行きがちだったのだが、観ていくうちに、つまり当時の浅草の芸人世界に没中にていくうちに、歌は台詞、登場人物の心を表現するものの一部であることがわかる。
そして、あまりに上手く歌いあげられると、その声の良さや声量に耳を奪われ、人物の感情が入ってこなくなる一瞬があることに気がついた。
演る方はむずかしいね。

実はそのことを昔、映画「レ・ミゼラブル」を観た時に感じたことがある。その時は、この俳優、自分の歌に酔っているな、と一瞬思った。(私がそう感じただけかもしれない)

林遣都の歌からは武の感情がダイレクトに伝わってきた。もちろん、林遣都だけではない。すべての俳優たちが、そういう演出意図のもと歌っていたと思う。

「あんたになりたい」:武(林遣都)が師匠の深見千三郎(山本耕史)の芸に直接触れ、芸人になることを決意した時

「浅草キッド」:ラストに武が歌う

は、本当に良かったし、心に染みた。

 

それにしても、深見千三郎を演じた山本耕史の、舞台での身体表現は素晴らしかった。特に終盤、出世した武と飲み、一人の家に帰り、そこからの展開。
凋落した自分、師匠としての在り様、弟子の出世を喜ぶ本心、孤高、弱さ、現実を受け入れる懐の深さ・・・、私なんかが思いもつかない、複雑な心持ちをそのワンシーンですべて表現したような気がした。
「鎌倉殿の13人」の終わりでも思ったが、山本耕史、やっぱすげー。表現する”技術”なんだろうなあ、と改めて思った。

 

本日観た直後の感想なので、今日はこの辺で。

良質のエンターテイメントは、長期間反芻できるので、また今度。

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