1話ずつ、3人の主要人物それぞれの視点で描かれる、冤罪を巡るクライムサスペンス。毎回視点となる人物のモノローグで始まるわけだけれど、星野(=刑事:林遣都)の回の時の林遣都のモノローグが耳に心地いい。
4話で「悪意」に対峙できるのは「善意」だけだが、中途半端な善意は、地獄へつながる― というような内容が語られる。そして、それにものすごく納得する。
本作では、さまざまな状況でさまざまな人の悪意が事件をややこしくしている。
慕っていた先生(高梨臨)を陥れるつもりはなくても、一時の自分の感情で起こした行動が先生を窮地に陥れたことになった学生(小西詠斗)。証言を取り消した主婦、逮捕された途端犯人と断定して、好き勝手をつぶやく世間。
そして、そもそもの元凶!人を殺した犯人。
たくさんの大小の悪意が絡まり合い、そして小さな善意もちょこちょこと顔をだし、結果、一筋縄では目星の犯人にたどりつけないのが本作の魅力のようだ。
事件を追うという本筋のほかに、3人それぞれが抱えている家族の問題の行方も気になる。
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