「恋をしましたーーーっっっ!!」
赤塚不二夫を演じる林遣都が、石ノ森章太郎の姉を初めて見た後、トキワ荘の皆に全力で告げる台詞、シーン、最高!!
中島健人が石ノ森章太郎、林遣都が赤塚不二夫を演じ、Wケントで話題を振りまいたが、実は石ノ森章太郎と夭折した姉(木村文乃)の物語。
確かに中島健人はこの際アイドルを捨てて、頑張っていたと思います。そしてそれを実は後ろから押していたのが林遣都の、あの中で一人浮いているともとれる”熱(あつ)”×”圧(あつ)”だったような気がする。
冒頭の台詞の他、感情爆発シーンは何ヵ所かありますが、遣都、全力でした。「君が好きだ!」の台詞を「おっさんずラブ」がブレイクしたからといって、赤塚不二夫の彼に言わすのも私はアザトイ気がしたけど、「おっさんずラブ」ファンは喜ぶのかしらん?
とにかく「天才バカボン」で知られるギャグ漫画家、タモリの恩人として、また晩年はアル中だった赤塚不二夫は、実はとても真面目な好青年だったのがよくわかった。赤塚不二夫について少しWikipediaで読んだのだけど、真面目な中にもはっちゃけたところがあって、赤塚遣都の芝居に納得しきり。
ドラマの最後の方で、ショッカー役で唐沢寿明がカメオ出演していた。唐沢が下積み時代にアルバイトでショッカーをやっていたのは有名だけど、よく出てくれたよね。
時代背景の説明も入るからか、全編ノスタルジックな感じのドラマのでした。