マラソン大会中、ライバルが怪我をする事故を起こしたことで引退した元マラソンランナー(林遣都)が、ブラインドマラソンの伴走者をすることになり、自分の弱さと向き合いながら再生していく様を描くラジオドラマ。
林遣都、「風が強く吹いている」以来のランナー役。
関西弁が(当たり前だけど)自然で、林遣都だけが台詞が大げさじゃなくて良かった。
そして彼らが走る様が見える。ラジオドラマって耳で観られるようになっているんですね。ラジオ自体を聴くのも久しぶりだったけど、とても良かった。
大学時代の先輩が、ブラインドマラソンの伴走者のボランティアをしたと知ったことがある。目が見えなくてもものすごい速さで走るランナーたち。”絆”と呼ばれるロープで繋がり、彼らの目となり彼らのペースで走る伴走の難しさもドラマは教えてくれた。先輩もものすごいことをされていたんだなあと、つくづく思った。