はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

おばあさんを追いかけて

先日の夕方、明らかに道に迷った感じのおばあさんを見かけた。

認知症サポーター講座を受けていたので、これは放っておけないと思い、彼女がわかる道ぐらいまで、もしくは交番まで送ろうと思い、話しかけながら歩きだした。

おばあさんが言う地名方面に向かい、途中交番のある駅に着いた。おばあさんの話は脈絡がなく、名前も住所も答えない。また叱られると言い交番には見向きもせず(警官も不在だったのだが)、駅前の道を行けば帰れる言いい出し、結構な早さで歩き始めた。

それでさようならしていいものなのかわからず、とりあえず追いかけながら110番して、警察の指示を仰ごうと思った。その選択は間違っていなく、警察は警官を派遣すべく場所を特定しようと聞いてくるのだが、なにぶんおばあさんのスピードが速く、線路の沿線道路という以外目ぼしい建物がない。電柱の住所を確認し、途切れる電波と格闘しつつ通報しながら歩いたのだが突然おばあさんが左折。(もはや警察にはおばあさんの足取りのライブ中継)さらに右折して歩く先に自転車を押したおじいさんがいて、二人は合流した。

何事もなかったかのように、二人は添うて歩きだし、私たちには何の言葉もなく行ってしまった。

思わず「ダンナさんですよね?」と大声で叫んだら、こくんとおじいさんが頷いたように見えた。

警察にこの展開を説明し、通報終了。警察からは、長い時間ありがとうと言われた。最近、認知症の人の徘徊、(と彼はいったが徘徊ではない。散歩に出て道が分からなくなった迷子だ。)が多いらしい。

気温が下がってきた早春の夕方の追跡劇でどっと疲れたのだが、ひとつ収穫があった。一緒におばあさんを助けようとしてくれた中学生と一緒だったこと。その子がまず通報してくれたし、面倒臭がらずに最後まで追跡に付き合ってくれたこと。

それが一番嬉しかった。