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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「戦国BASARA MOONLIGHT PARTY」(2012年ドラマ)

何で見よう思っちゃったかなー。1話の時点で激しく後悔した。(まあ、林遣都が出ているからなんどけど。)

原作はゲーム、それをアニメ化に止まらず劇場版、実写(ドラマ)版まで制作しているのだから相当人気があったコンテンツだと思う。

しかし、ゲームとして楽しくするために戦国武将をデフォルメして戦わす原作に、さらに荒唐無稽なストーリーを追加して展開する実写版を何で作ったん?と思わず突っ込みたくなった。しかもかなりゲームに忠実な設定で、伊達政宗(林遣都)は6本の刀剣を操り、なぜか台詞の端々に英語が。また真田幸村(武田航平)は、武田信玄に心酔する純真すぎる漢(まるでバカにもみえる)として登場する。この二人若者が切磋琢磨して魔王、織田信長(GACKT)に向かっていくというお話しなのだが。

 

それでもBASARA/バサラの意味を調べて妙に納得した。バサラとは、戦国時代黎明期の南北朝時代に流行した、派手な出で立ちで大口を叩き、下克上を狙う武将たちの文化的流行のことをいうらしい。戦国時代の文献にはその言葉は出て来ないらしいが、確かによく描かれる戦国武将、とくに織田信長豊臣秀吉など華麗な衣装、鎧で登場することが多い。

その発言も振る舞いも、目立ってなんぼの風潮が確かにあったのだろう。それを二十歳前後の俳優の勢いで痛快に描いたものとして見ればゲームをやらず原作を知らない私でもそれなりに楽しめる。さらに、ばさら(婆沙羅)の意味を知ったことも儲けもん。

 

林遣都、初の時代劇?と思ったけど、衣装も殺陣も全く時代劇のそれとは違うため、遣都の武士役はおあずけ状態が依然として続く。

うーん、登場人物全てが若気の至りで、やっちゃった感満載だけど、一応、魔王に捕らえられた武田信玄を救う二人(正宗・幸村=遣都・航平)の旅が始まった後半、最後まで見てみようかな。