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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「銀二貫」- 6 (大阪商人:あきんど言葉)

「いとさん」商家の娘・子ども

「とうさん」商家の成人した娘

「ごりょんはん」商家の奥さん

御棚の女性を呼ぶ言葉がたくさんあって、なんとも"らしく"ていい。

語源が知りたくてググってみたところ、「いとさん」は"いとおしい"からきているらしい。また「とうさん」は、"い"が抜けたもの。そう言えば「こいさん」も聞いたことある。こちらは末娘を指し「小いとさん」の後半が省略されたもの。

「銀二貫」でも、この呼び分けがされていました。また、主人公の松吉は、「松きっとん」と、浦浜アリサ演じる、松吉に恋心を寄せるとうさん、そして語りの天ちゃんこと天神さんの狛犬(声:ぐっさん:山口智充)だけが呼んでいました。江戸なら「松きっつぁん」だろうけど、「松きっとん」というのがなんか愛情が滲み出ていて耳に心地よかった。

ところで、この時代劇に浦浜アリサ(お咲=とうさん)というハーフのモデルを使うって?と最初は思ったけど、この時代にして、この"とうさん"の破天荒ぶりを表すにはちょうど良かった。鈍感松吉への恋に破れても健気だったし、その後松吉の恋を応援する気っ風の良さもはまっていた。彼女を始め、出演者の多くが関西出身というのも素晴らしいキャスティング!関西出身でないのは、メインでは津川雅彦と芦田愛菜くらいじゃないかと思ったくらいだ。それほど、関西弁が肌から聞こえてきた感じよ。

 

第1回目で、松吉が「行ってきます。」を丁稚言葉でうまく言えず、「ほな、いて参じますうー。」と練習していたのが微笑ましく、私も日常「行ってきます」を言う度に、遣都松吉のそれを思い出す。(ほどの作品への入れ込みよう(汗))