今日ほどエンディングの「ちょうどいい幸せ」(スターダスト☆レビュー)が沁みたことはないなあ。
コタキ兄弟(兄:古舘寛治・弟:滝藤賢一)が入りびたる喫茶「シャバダバ」のアルバイト、さっちゃんの(芳根京子)夢の中で兄弟の体が入れ替わり、その後さっちゃんも巻き込んで三つ巴でいろんなパターンに入れ替わり、さっちゃんの夢の中の妄想(?当たり前か)が繰り広げれる。
男になりたかったと言うさっちゃんは、喫茶店のオーナーがお年寄りなことをいいことに不要なワカメを売りつけた三河屋を男の体になって撃退したい。しかし、本当に男になりたい理由は別のところにある。
今回はさっちゃんのモノローグで、亡くなった父親のことや過去の同棲相手との想い出、男になりたい本当の理由などがしんみりと語れる。しかし画面はそれぞれが入れ替わっての慌てぶりや、からかい、中年男の体の悲しさなどなど、、かなり可笑しい。なのに、ちょっぴり心がちくっとするような切なさと、じんわり温かくなるオチがあり、冒頭に書いた通りスターダスト☆レビューの歌声が沁みたわけだ。
それにしても、古舘、滝藤がお互い入れ替わった時の相手そっくりの物言いには驚いた。そして芳根京子も負けず劣らず、古舘寛治がしゃべっているみたいで、ホントびっくり。3人とも芸達者だなー、とつくづく感心。高い演技力を観たという意味でも面白かったー!