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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「姉ちゃんの恋人」- 10.5

同じように思う人、やっぱりいるんだなと思った。真人(林遣都)の母親(和久井映見)が夫の自死について桃子(有村架純)に話したことだ。

抱えている悩みや漠然とした、将来あるいは今現在の不安は誰しも持っている。ふっとそれらから逃げようって思い立って、それ以上考えず、思い詰めもせず、自分に手を掛けてしまうことがあるのではないか。

私は竹内結子の自殺したときの状況を、報道の範囲内で知った後に、そんなふうにふっと逝ったんだなと思った。彼女はいつものように家族(子どもと夫)と夕食を食べてちょっと外して別の部屋に行った。その一瞬間の出来事どったらしいから。発見した夫はどれだけ驚き、理解出来なかったのではないかと思った。

そしてある日、私自身にもその"ふっと"の瞬間が驚くくらい簡単に訪れることも感じた。

真人の母親が優しいのは、そのふっとに負けてしまった夫を責めないと言ったことだ。彼女は服役中の息子にも、同じように話したのだと思う。自分を責め過ぎないようにと。

 

ミスチルの「Brand new Planet」が頭を回る。そして件のシーン、真人が必死で桃子を守ったシーンを思い出して涙が出てくる。

優しくあるためには、強くないといけない。ドラマから伝わる素晴らしいメッセージ。