今日は、号泣回でした。
というか、放送終了後「あさイチ」に切り替わった時、鈴木奈穂子アナが号泣していて、それを見てさらにこちらも泣いてしまったのだ。
「わしなあ、ここでずっとまちょうたんじゃ」(待っていたんだ)
戦争から帰ってきた息子、算太へ投げた言葉。岡山出身の俳優、甲本雅裕演じる父親のネイティブ岡山弁が、ここまで熱く見る者の心に刺さるとは。
そして、改めて誰かを”待つ”という行為の尊さを嚙みしめることができた。
自分が何もできない時、ただその人が帰るのを、あるいは成長するのを、あるいは気づくのを”待つ”という忍耐。親の身になった人の多くは経験しているのではないだろうか。いったい何度”待つ”ことを強いられてきたか。
親の、子ども思って”祈る”行為の尊さは「おおかみこどもの雨と雪」で感じた。子どもの成長は止められず、いつか自分の元から去っていく。去る子の後ろ姿に向かって、その時母親ができたのは「どうか、元気で」と祈ることだけだった。そのシーンでも号泣した覚えがある。
そして、今日は”待つ”ことの尊さを、甲本の渾身の演技で、がつんと心で知ることができたような気がした。
名バイプレーヤーとして多くの作品で見かける甲本雅裕。朝ドラの今週は、彼の演じる主人公の父親にスポットがあたり、こういう俳優さんの見せ場をきっちり作ってくれて、ものすごくいいものを観せてもらった。
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