父が母を老々介護している郷里に、月1回帰省している。
毎朝、母と自分のトーストとコーヒーを用意する父。昔母がしたように、ペアのマグカップにインスタントコーヒーをたっぷり注ぐ。
どれだけ、宅急便を利用したらこのネコのキャラクターが描かれたマグ2つをもらえるのだろうか?
私が家を出て大学に通いだしてから、そして姉が結婚してから、そのかなり後に私が結婚してからも、両親はお米のほかに季節のフルーツや父が石臼でついた餅、お中元やお歳暮でもらったゼリーやお菓子など、私たちが好きそうなものを年に何回も送ってくれていた。母は段ボールに隙間なくものを詰める達人になっていた。
娘たちへの愛情の記念品みたいに、欠けることもなく何十年もカップホルダーに仲良くぶら下がっているマグ。きれいに洗って掛けておく。
これがまだしばらくは現役で使われ続けますように。
※「クロネコヤマト マグカップ」で検索したらメルカリでたくさん売りに出されていた。これ、販売されていたもの?でも両親がそういったものを買うとも思えず、たぶんもらったものだと思います。