「日本沈没ー希望のひとー」で記者役を好演したばかりの杏（「日本沈没」の感想はこちら）が、前髪ぱっつん・オカッパ頭の刑事役に挑んでいる。アクションあり、やたら猛ダッシュありで、なかなかの体力勝負な様子。
犯人を取り逃がしたことで公正取引員会に左遷された白熊刑事（杏）。警察とは勝手が違う公正取引委員会で戸惑いながらも、東大を首席で卒業した、いわくありげな変わり者の小勝負（坂口健太郎）とバディを組み、企業活動における不正を暴いていく。
それにしても、「日本沈没」に続き、正義を追求する役は杏という女優さんに合っている。今回は感情に素直で、表情がコロコロ変わる様が、３児の母とは思えないかわいらしさだ。
白熊が配属された公取の第六審査の面々、不正に対してチームで対峙し、痛快に（？）解決していくであろう様が、少し前の「イチケイのカラス」の設定に似ている。（「イチケイ」の感想はこちら）あの作品は音楽が今でも頭に蘇るくらい、痛快で面白かった。あの時のチームのリーダで出演していた小日向文世が、本作では稀代の悪みたいな感じで、早々に顔を見せてくれている。
また、第六審査にいる小池栄子！前回の月９「元カレの遺言状」で大泉洋が出演していて、前日日曜の大河ドラマを見ている者としては、”連続大泉”だったわけだが、今度は”連続小池栄子”じゃん。しかも、１本前の大河ドラマでなかなか強烈な伊藤博文キャラを熱演した、大倉孝二まで出とるがな。全然違う役をやているけれど、なんだか、前作の残像がちらついてしまう。もちろん彼らの演技はそれぞれの役で完璧だし、人気俳優だから仕方ないと思う。しかも、私の好きな俳優さんたちだしね。
公正取引委員会という、名前は聞くけれど実際の仕事内情は？に興味があって初回視聴。好きな俳優さんもたくさん出演しているし、しばらく見てみようと思う。
