半ば無理矢理にも感じる上がったり下がったり、ジェットコースターみたいな展開に付いていくのに必死。しかし、幅広い視聴者層をもつ日曜劇場だけに、毎回オープニングでは初回からのおさらいナレーションがある。そこで、そうだった、そうだったと先週の展開を思い出し、次の急展開に備えるわけだけど。
何度も主人公たちに降りかかる、悪意の塊(だいたいはオダギリジョー演じる、IT企業社長、興津の仕組んだワナなんだけど)からのピンチを脱し、新会社「アトムの童」を立ち上げ軌道に乗せたところへ、今度は興津自身が投資会社から会社乗っ取りを仕掛けられ、那由他(山﨑賢人)たちに救いを求めてきた。
金にモノを言わせて自分たちのゲームやアトムの特許を奪ってきた興津を助けるなど、到底できない勇人(松下洸平)と、アトムの特許を使って新しいゲームを創れるという魅力にひかれる那由他。もともと正反対の性格ゆえに補完し合って素晴らしいゲームを創ってきた彼らが、またここで袂を分かつのか。
「日曜劇場」のドラマでは復讐するにしても、主人公の行動には”大儀”があったと思うのだが、那由他が興津の元で働くことを選ぶとすればそこに大儀は見えない。しかし、”ワクワクする”自分の気持ちに正直な彼の姿が、ブレなく強くまぶしく見えた。
”ワクワクする仕事”を追い求める那由他の姿にハッとさせられたわけだ。
多くの人が1日の1/3近くの時間を仕事で費やしていると思うが、ワクワクできる仕事を日々やっているだろうか。自分はどうだ?と思わず自らを振り返ってみたよ。
クリエイターという人種でなくても、その人にとってワクワクする仕事はあると思う。また、考え方ややり方で、その仕事がワクワクにも、つまらなくにもなるだろう。
ワクワクするかあ ―。
論理的思考や大人的打算が必要なことはわかるけれど、これって大事だよね。
困難な仕事に立ち向かう主人公たちの姿が描かれる日曜劇場を見ていて、”青臭い”考えが久しぶりに頭をもたげた。
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