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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」- 2:やっと芦田愛菜の笑顔が見られました

前回の感想が本作の最初の投稿だったので、あまり細かいことは書かなかったのだけれど、主演のマエストロ(西島秀俊)の過去が全体的にみても、また細かく様々な角度から見ても、、、、無理がある・・・。そのことをずっと引きずっている。
ドラマなのだから話の飛躍もわかるし、それこそドラマチックな展開上等だとは思うのだけれど、マエストロがかつて甲子園を目指した高校球児で、高校生の時に隣家から聞こえたバイオリンの音に心打たれ、音楽をその時から目指したこと。父親に感動されるも一人音楽家の道に進み、指揮者になりドイツで活躍するようになったこと。
そして音楽を愛し、情熱を注ぎ、それ以外のことはあまり目に入らなくなってしまい、音楽以外はポンコツな性格になっていること・・。

考えれば考えるほど、無理がある。
高校生で譜面を読むことから始まった人間が、音大にどうやって入った?経済的に親の援助なしで行ける?100歩譲ってものすごい才能を見出されヨーロッパにも行かせてもらったのかな。いや、あの高松で出会ったシュナイダー先生が、彼を音楽面、経済面で実は支えていたのかな・・・。礼儀を重んじる高校野球児、父親が監督だった子、礼儀や義理やチームワークを大事にすることを叩き込まれたはずなのに、あんなに自分中心な人間になれるのか・・?”アパッシオナート(情熱)”があれば何でもありなのか?!

ここまで思うまま毒を吐いて、ふと思い当たった。ああ、これ限りなくファンタジーなのだ。富士山の大きさと優しさに包まれた、とある町、晴見市で起こるさまざまな人たちの葛藤と再生を描いた壮大なシンフォニーなのだわ。

 

天才マエストロを父に持つ響(芦田愛菜)が、バイオリン奏者として自分を追い込んで追い込んで立った舞台で最高の演奏をしたのに、耳のいい父は(天才的指揮者だから!)は、ほんの数小節のわずかな不出来を指摘して、もっと良くなる!と声をかけて自分の舞台への走り去った。

いつもいつも、天才でない側の心がものすごくわかる自分。もうこれ以上の演奏はできないと、芦田愛菜演じる響の絶望に心を寄せ、一緒に泣いてしまった。

それでも次回最終回を前に、響の心を縛っていた縄はマエストロとの生活やオーケストラの皆との交流で少しずつ緩み、ついに9話で和解の時を迎えたのだった。はあ、やっと芦田愛菜のカワイイ笑顔が見られた。

 

次回いよいよ最終回は、晴見フィルのフィナーレ。タイトル通りマエストロは、さよなら、ということでドイツに戻ることが予想されるが、妻(石田ゆり子)との関係はどうなるのか、もう少し伏線回収が残っているところ。だけど、それよりもきっと私は彼らの演奏に、そして指揮棒をふる西島秀俊にまた心打たれるのだと思う。

 

 

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