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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「凪のお暇」-2

高橋一生の骨頂が、もう余すことなく画面から溢れ出ている本作。

黒木華もものすごく可愛いし、市川実日子なんて、この人以外この役やる人いるの?というくらいはまっている。武田真治のゲイのママ役も最高だしね。

しかし、それらぜーんぶ食ってしまう高橋一生の泣きの演技。大好きな元カノ(凪)との復縁が絶望的となり、悪態ついて泣いて詫びて超カッコ悪くて(実際に高橋一生の顔が爬虫類みたいで…すみません❗)、でもでも愛さずにはいられない、どこか一生懸命さが滲み出ている慎二。そんな複雑な人物を、”作る”ことなくものすごく自然に演っている高橋がホントすごい‼️

彼ってイケメン演っているよりも、ひねくれキャラのほうが絶対絶対良い!(あくまでも私見です)

 

「劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD」-6

「ザ・テレビジョン」の貴島プロデューサーのインタビュー記事を読んだ。

「終わらないドラマはない」って。

”おっさんたちのラブ・バトルロワイヤル、ついに完結!”ってあったもんね。

でもその通りだと思う。ドラマがあまりに美しく終わって、その後映画化の話があって、なんか不安と期待で公開日を迎えて、やっぱりファンを裏切ることなく最高に楽しいものをくれて。。

なんかもう十分です。(涙)

スタッフの方たちにも、そして全身全霊で役に取り組んでくれた俳優陣にも感謝しかない。

 映画版では出番が少なかったマロ&蝶子さん、武川主任、ちず、鉄平にい&まいまい、皆さんきっちりドラマから1年後を生きていて、蝶子さんの変わらない天真爛漫なリアクションなんて、観ていて嬉しいというか不思議な安心感さえ覚えたくらいだ。

 

”おっさんずラブ”は完結しても、携わった皆さんが言うように最高のチームワークだった本作。いっそこのOLチーム(プロデューサーや脚本家、監督、スタッフ、役者陣など)を一つの劇団と思って、また同じメンバーで、別の作品をやってはどうでしょう?

客演を迎えてやったり、役のポジショニングを変えてやったり。まったく同じメンバーでなくていいから別企画で連ドラをやって欲しいなーと思うわけです。

テレ朝さん!どうでしょう?

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「劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD」-5 (ジャスティスの志尊淳)

書き留めずなはいられない。

劇場版でデビューした、山田ジャスティス役の志尊淳。相当いいです!

本当は何かを抱えながらも、明るく振る舞って仔犬みたいに春田に懐いていく様が屈託ごなくてほっとする。春田とできていると勘違いされ、黒澤部長の不興を買う様子もメチャクチャ笑える。(うどん屋のシーン最高!)

 

数々のインタビューで志尊が言っていたけど、何でもやっていい、逆にやることを期待されてる現場で、やったことを受け止め拾ってくれる共演者やスタッフがいる安心感からか、のびのび演っている様が見てとれた。

また、舞台挨拶でせりふに込めた個人的な想いを吐露するなど、役柄と相まって志尊淳てメチャクチャ性格ええんと違う!?って勝手に思ってしまう。

劇中のあるシーンで共演者に送った視線がものすごく優しくて、それを見逃さなかった私は、急に彼の支持者になってしまいました!

 

 

 

 

「劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD」-4(牧凌太)

先週の公開日から1週間後の今日、2回目を鑑賞。やっと林遣都が演じる牧凌太について書きたいと思う。

前回、春田を演る田中圭、黒澤部長を演る吉田鋼太郎について書いた。しかし今日2回目の鑑賞で、スクリーンに林遣都はいなくて牧凌太しかいないものだから、映画の中の牧凌太については書けても、それを演じる林遣都について書けない。(そして、牧凌太については2回観ないと書けなかったのも事実。)

 

劇場版での牧は、話の展開や出来事を仕掛けるほうではなく、流れや展開についていく側で、しかも春田への恋愛感情も少しトーンダウンしている状況。

恋人関係でもずっと同じ熱さで相手のことを好きでい続けられないだろうし、一緒に暮らすとイヤな部分も見えてくるだろう。そんな普通のカップルに起こる倦怠期みたいなものに加えて、男同士の彼らは恋愛のその先を考えると、越えなければならないものがたくさんある。それを考えないようにと、大抜擢された仕事に逃げた牧。その様が、実はエリートでドSの性格を持つ本来の牧らしく描かれていた。(もう、春田のネクタイ引っ張ってニヤッとするシーンなんて最高!)

春田の家をあっさりと出て行った様子は、あー、こうやって武川さんとも別れたのかしら、なんて思ったもの。

だから、炎に囲まれた中での春田の台詞を、牧の表情に注目して聞いていると牧と一緒に泣けてしまった。(1回目の鑑賞では春田の台詞が面白いので泣かなかったのだが。)封印していた春田への思いがいっきに溢れに溢れて、一途で貴い牧がそこにいた。

牧君、最高です。ありがとう!!

 

狸穴役の沢村一樹が林遣都の演技について、春田がいるときの牧の目つきが違うみたいなことを言っていたのを思い出したのだが、確かに5人がバスタオル1枚で揃う、最も楽しいサウナシーン。春田と黒澤部長が一緒にいるところを見た牧の表情が本当に怖い。まさにキーっと狂暴になった悪魔チワワそのものだった。

ほかにも黒澤部長とやり合う時の牧はほんと狂暴そのもの。一方で、ちずとは仕事の夢を語り合う普通の20代の青年。狸穴とい時は、尊敬する上司に仕事で必死についていこうとする若手。そして、春田と花火に行った時のうれしそうな顔。よくよくみると、劇場版では切ないだけの牧ではない、いろいろな表情の牧がたくさん見られた。

牧君、最高です。

 

「帰れま10」で共演したオカリナのコメント「林遣都さんだけは、欠片も牧じゃなくて驚きました」に大いに納得するほど、スクリーンの中では牧を生ききる林遣都。吉田鋼太郎や沢村一樹が憑依型”の役者というのもわかる。

 

※本当は語りたいキュンキュンの牧と春田のシーンはたくさんあるのだけれど、やはりそれはそれぞれの方が劇場で感じてほしいので書くのを控えます。

笑い、すれ違い、嫉妬、驚き、事件と、濃厚で展開が早すぎる本作、春牧の恋愛ストーリーをじっくり味わうためには2回以上観ることをお勧めします!

それと、私の「劇場版おっさんずラブ」のブログは、まだまだ続きます。。(あきれるくらいOL愛が止まりません。)

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「知られざる天才”ギフテッド”の素顔」(NHK クローズアップ現代+)

生まれながらにして何らかの高度な知的能力を持った人を”ギフテッド”と呼ぶらしい。

いわゆる天才だ。アインシュタイン、ビル・ゲイツ、ザッカーバーグなど、高い知能指数を持ち、素晴らしい発想と知力で常人がなし得ないことを生みだす人たち。

この日本にも250万人ものギフテッドがいるそうだ。

天才なのだから、努力しなくても難しい理論や計算を理解できるし、覚えることもなんの苦労もなかったりするのだろう。うらやましい限りだと思うが、実はそんな彼らも、特に児童、学生の時期、生きづらく感じることが多いという。そんな知られざる彼らの孤独や悩みにスポットを当てたドキュメンタリーだった。

 

普通の親から突然変異のように天才が生まれてくるものだから、我が子なのにその思考回路、能力を親さえも理解できないことがあるらしい。ましては小学校では、早く問題を解いて次をもらいに行くと、皆に合わせろと先生に言われる。早く走れる子は一等を取って賞賛されるのに、勉強は横並びでないといけないの?ギフテットにとっては、学校の授業では物足りないだろう。

さらにギフテッドの傾向にありがちな、人付き合いが苦手だったり自分の世界に集中する傾向は、発達障害の特徴に似ているところもあり、学校という集団からスピンオフしてしまいがちとのこと。

アメリカではギフテッドに対応した、コミュニケーション教育や、彼らの才能をさらに伸ばすための教育支援システムが整っているらしいが、日本はそのあたりが遅れていることも課題として指摘された。

もちろん、そういうシステムが整っているアメリカにいるギフテッドが、まるでハッピーに過ごしているわけではなく、やはり飛びぬけて人と違う点では孤独を感じるているし、人間関係を構築するスキルを身につけなければ、社会的生活を円滑にできないということで苦労はあるようだ。

番組を見ていて、”ダイバーシティ”という言葉を思い出した。

イングルージョンという言葉とくっついて、障害者や弱者(マイノリティ)と共に創る社会、みたいな感じで言われているけれど、弱者ではなくても、天才的能力を持つ彼らも、またマイノリティだ。多くの皆と違うことではじくのではなく、彼らの特異性を認め、伸ばし将来その才能を社会が享受できるようになるよう、才能を伸ばせてあげられたらいいなと思った。

それにしても、インタビューに答える小学生や、大学生のギフテッドの大人びた物言い、あるいは達観した考え方には驚いた。

www1.nhk.or.jp

 

 

 

「帰れま10」の林遣都

たぶん、多くの林遣都ファンが番組最後の彼の素の様子に、本人以上に一点に釘付けになったのではないか。

焼肉「牛角」の売り上げトップ10を当てるコーナーの集録は実に7時間に及んだらしいけど、林遣都は仕事の都合か、後半3時間位の参戦だったと思う。登場の仕方も普通の飲み会に遅れ来た体で、なんかその前の仕事の疲れが出ている感じ。

もちろんクイズの正答に貢献することもなく、皆と楽しく焼肉を食べて、ニコニコしていたわけだが、最期に熱烈OL民のオカリナがドラマのラストシーンの再現を頼み、それに応えた後彼女が感激のあまり涙した時に事件(?)は起こった!周りの皆は、優しい顔で泣いているオカリナを見つめていたけど、遣都だけ不思議な生き物を見たみたいな顔で微動だにせず、オカリナを見つめていたのだ!なんや、この子?思わず、「おっさんずラブ」に出ているおっさんを捕まえて”子”ってTVの前で突っ込んでしまった。遣都くん、そこにカメラがあることを意識していますかぁ?

しゃべりの訥々感も含め、フォンはどうにもこうにも応援するしかなくなる、演技していない時の林遣都。

笑った時の目尻のシワも、”作り”のない破顔の破壊力が半端なくて、こちらまで嬉しくなる。田中圭や鋼太郎さんにチワワみたいに可愛がられているのに納得。いつまでも見ていたいと思わせる整った顔と挙動不審なところ。演じていない林遣都もやっぱり目が離せない。

 

「劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD」-3 (吉田鋼太郎の黒澤部長)

何かのインタビューで吉田鋼太郎が「何ひとつラクなシーンはなかった」というようなことを言っていたと思うが、劇場版の黒澤部長(吉田)を観ると、確かに納得せざるを得ない。

黒澤部長の一途さと可笑しさは、鋼太郎さんの絶妙なタイミングと大真面目な演技で唯一無二なものとなって、物語の中の重要なエレメントとなっている。彼の発する小さな「あっ」から「なんてこったーー!」の絶叫までが、あり得ない展開や、ちょっとはしょり過ぎやろ!の突っ込みどころにリアリティを持たせ、物語りに引き込まれていくのだ。

笑いの部分は、黒澤部長と春田が中心になって担っていると思うが、春田が受けだけではなく、主体的に人を想うシーンがあるだけに、黒澤部長周辺での笑いのほうが多かったように思う。そして吉田鋼太郎の黒澤部長は、まるで大きな釜をかき混ぜる太い棒のように、ぐるぐると休みなく力強く回り続けていた。周りを笑いで吹き飛ばしながら。

すごいよね。最高でした!鋼太郎さん。