林遣都が18歳の時に撮影したものだと思う。今度は天才長距離ランナー。
16歳でデビューした「バッテリー」、その1年後の「ダイブ!!」のつるんとした、ひたすら笑顔が眩しい、ぴかぴかでとんがってて青白くて、硬質な感じの少年が、どの段階で今の遣都(2018年5月現在27歳)になるのか見届けたくて、ひたすら彼の出演作品を物色している。で、本作はまだ少年寄り。
出演者の中で最も駅伝選手に見えた体つき。細くて筋肉の筋がはっきり目立つ足、腕。
といっても主演はやはり小出恵介だろう。この人、こういう熱くて、男気があって責任感のある役が本当に似合う。惜しい人をなくした。いやなくなっていない。酒を断って復帰をすることを願ってやまない。
10代の林遣都の出演作品ときたら、やたらスポーツものが多くて、ほかにはボクシングをやる「ラブ・ファイト」(北乃きいと共演)があるみたいだが、こちらは軟弱男子がボクシングで強くなろうとするもの。二十歳を過ぎた頃からスポーツものでない映画の話が来たようで、遣都20、21歳の頃の作品「荒川アンダーザブリッジ」をピンマーク。まあこれは遣都というより、星の山田孝之、かっぱの小栗旬を見ておかなきゃってところだけど。 2人、どんだけ遊んでんだろうね。
Ⓒ2009「風が強く吹いている」製作委員会