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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「銀二貫」(2014年 NHKドラマ)

待望の再放送が始まりました!

林遣都当時23才、初の時代劇主演作。昨年亡くなった津川雅彦とがっつり共演し、(インタビューなどを読むと)俳優としてもいろいろと影響を受けたようです。

津川雅彦のこの作品にかける熱も相当だったようで、鶴之輔(主人公松吉の武家時代の幼名)を助けるシーンでの彼の魂が入った演技がすばらしく、早くも見応えを感じました。(実は初めて!津川雅彦の演技について”熱”を感じました。)

原作の「銀二貫」は、2008年の日経小説大賞で最終候補まで残った高田郁の作品。

仇討ちで父親を亡くした鶴之輔を銀二貫で助けた寒天問屋の主人(津川雅彦)の元で、丁稚、松吉として生きていく鶴之輔の成長を描く物語らしい。また大阪商人の矜持、生きざまみたいなところに触れていく話でしょうか。(ドラマが楽しみなので、あらすじは読みませんでした。)

初回は、3年間の寒天場での修行を終えて井川屋に戻った松吉が、1年経ってもいまだ丁稚として姿勢や振る舞いが身につかず、武士の子息であることと現在丁稚でいる自分とのギャップに揺れるプロローグ。23歳の遣都が14歳の元武士の子に見えるから不思議。

しかし、初回で最も感銘を受けたのは、鶴之輔10才の時を演じた子役(玉山詩くん)のすばらしい演技。最近の子役の演技力がすごいのは承知だが、この子のは本当にすごい。死にかけている父親をかばうアップの強い意志の顔も、このまま生きていくべきか、寒天場の先輩(板尾創路)に問う(10歳で?)涙のシーンも、子役にありがちな演技させられている感じが全くしない。この子のシーンがすごく印象に残り何度も見てしまいました。

回の最後に運命の人となるはずの娘(子役時代を芦田愛菜)と出会って次回へ続く。ものすごくかわいい愛菜ちゃんにもにんまり。

狛犬役で物語を語るぐっさん(山口智充)の声も、深刻になりがちな内容を軽妙に流し進めてくれてグッド!これより全9回の再放送が楽しみでわくわくする。 

銀二貫 [DVD]

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 ※「銀二貫」のブログは、8回まであります。
何度見ても素晴らしい作品で、自分もブログを読み返して作品の”蜜”を何度も味わっています。よろしければ順番に読んでみてください。

 

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