はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

菅田将暉

菅田が飛ばしている。

(何目線?敢えて言うと映画「火花」好きの芸人目線でしょうか。)

 

今年最初のクールの連ドラ「3年A組-今から皆さんは、人質ですー」は、数々のドラマ賞を受賞し、設定や脚本、人気若手俳優の出演に負うところもあるが、何と言っても主人公の教師を演じた菅田の鬼気迫る演技が高く評価されたのは言うまでもない。

そして、数年前から始めた音楽活動がいよいよ片手間というより本格的になり、今年は全国ツアーも敢行。映画も数本こなし、本年終わりに近い今は新国立劇場で「カリギュラ」を演っている。

そして今年の極めつけは「紅白(歌合戦)」初出場だぜ!!!

すげー。これを飛ばしていると言わず何という?

昨年は映画・ドラマと大忙しで、ご褒美は「日本アカデミー賞最優秀主演男優賞」。そこからアカデミー賞俳優として、押しも押されもせぬ演技派として持てはやされ、あらゆるチャンスをオファーされ、それを軽々と(傍から見るとね)やってのけてしまう、器用さと賢さと、勘の良さと。

うーん、アラが見つからねー。

私は、いわゆる"おし”を見ていても、アラを見つけてしまい(断じてあら捜しをしているのではありませんが、何かの拍子にあれっと思う、その人のクセみたいなものを発見したりするのです)手放しで盲目的に絶賛したりできないのだが。。そして菅田将暉でさえも言おうと思えばあるけれど、それが言うほどのものでもないし、いつも気になるレベルでもない。かつ、彼のせいというよりは脚本(あるいは設定)のせい、というのもあるし。。

 

演劇雑誌「えんぶ」のインタビューを読んだのだが、彼が今いかにノリにのって楽しく激しく仕事をしているかがわかる。ちょっと天狗になっている?と思うところもあるけれど、26歳の若者が今の立ち位置にいるとすれば、それくらいの思い込みは若気の至りとして十分許容範囲だし、それくらいないと周囲の人の期待を背負えないだろう。その重圧を重圧として感じず、楽しむバランス感覚みたいものも持ち合わせているんだろうな。

彼のインタビューを読んでいていつも思う。この人は本当に頭のいい人なんだろうな、と。しかもその頭の良さが芝居をじゃましていないというか、芝居になるとどうして、あんなに作りこんだ感なく自然にその人物を演れるのか。役によっては菅田将暉をまるで消しているような時がある。

役者ってそうでなきゃだめだと思う。何にでもなれないといけないのだから。

うーん、今のところ私にとって非の打ちどころのない菅田将暉。だがここにきてちょっと鼻につき始めたから、彼について自分の思うところを書いてみようと思ったのだが、結局、彼への賞賛で終わってしまった。

菅田将暉については、自分でも以前書いたブログを読み直してみた。やはり、菅田将暉=”媒体としての役者”論は外れていないと思う。