このドラマを「おっさんずラブ」(シーズン1)の時と同じように、飴を口の中で転がすように味わっている。
やはり1番好きなシーンは、”春日谷麺メン、バターラーメン”と3人が子供の頃にやっていたであろうお決まりの一発ギャグ。あれ、(今となっては)3男の三雄しか最後までやらないんだよね。そして三雄が全力でやり切るのを見て、兄二人が「カワイイ」ってニヤッとするのだが、林遣都の顔をした別々の3人のそれぞれの顔が、もう最高にいいのだ。
ドラマを何度か見ていてますます思うのだけれど、三雄が本当に農業青年に見えること。お日様を十分に浴びて農作業している人の顔にある、深いシワがニコニコしている笑顔に刻まれているのだ。3人の登場人物の中で最も台詞が少ないし、アクも強くない穏やかな性格そうな3男。ニコニコとそこにいるだけで癒し系、兄2人のデコボコのバランスをうまくとっている。林遣都って顔のシワの寄せ方までコントロールして役作りしているんだあ、と思っていたら、このことについて的確に、役者・林遣都を評価しているライターの横川良明氏の記事を見つけたのでご紹介しておく。