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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「真夏の少年~19452020」

ジャニーズジュニアの「美少年」の6人が主演。

ある地方都市の高校生の日常に、突如タイプスリップして現れた日本兵、三平三平(みひらさんぺい)。イマドキのヤンチャな高校生が、昭和から来た日本兵とひと夏を過ごすことにより、成長する様を描くコメディ。

コメディなのだけれど、現代の少年たちに向けたメッセージが妙にすんなり皮膚から沁みる感じがいい。説教臭く感じないのは、たぶん三平役の博多華丸のユーモアとペーソスに溢れた語り口調、演技の賜物と思う。

博多華丸大吉は好きな漫才師の一組で、華丸の演技を見たのは初めてだが、かなりいい。お笑い系の人の演技って、根幹にある芸人として認知されているキャラの上に、役が乗ってくる感じがある。もちろんシリアスだったり、ヌケたところがあったりと役柄は様々なのだけれど、根幹はその芸人のキャラの場合が多い。もともと視聴者の頭に入っているキャラが違和感なく役とブレンドされていると、見ていて安心感がある。

 

まだ10代、これから芸能界の荒波に出て行こうとしている「美少年」。彼らのためのドラマであるのは周知だけれど、脇がなかなかきっちり配置されていて、先週の水野美紀扮する毒母の、子を思う必死の姿に涙をそそられた。子を思うあまり、出過ぎた行動に出てしまったり、バカと笑われようといろいろやってしまうのが、大方の母親と言うもの。自分も母親になって何年もして思うところだけれど、母親ほど子どもに関してバカな生き物はないのではないか。。とわが身を振り返って思うことが度々ある。同時に、母親の祈りにも似た子どもへの思いほど尊いものもないとも思う。(不純なものがない点で)

 

主役が6人いるからね。各回ごとそれぞれが主役になるストーリーが用意されていることと思う。物語はまだ前段。三平の昭和の教え(いや、時代に関わらず普遍的な人としての在り方)が、どのように5人に響いていくのか、なかなか楽しみだ。

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