はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「コタキ兄弟と四苦八苦」- 5

不覚にも、レンタルオヤジの「コタキ兄弟」を見て泣いてしまった。

弟役の滝藤が、家族を捨てて出奔し今は認知症になって施設にいる父親(小林薫)の前で、亡くなった母親のことを語りながら思わず涙が流れるシーンではない。滝藤が別居中の妻と娘と久しぶりの買い物デートの終盤で、妻に「おばあちゃんになっても、そばで見守っていたい・・」と言った時だ。

もちろん、その台詞が出るまでの伏線は先に言及した父親との再会や、兄弟それぞれの両親とのかかわり方などの中で十分語られている。父親に捨てられた母と兄弟のその後の苦労や、その結果若くして亡くなった母親のこと。。。。それらを回想し、今ある自分の家族、妻のこと。父親似でちゃらんぽらんで無責任な性格とされている弟の二路(滝藤)だけど、愛する人に最後まで寄り添う決意は本物なのだ。

 

おかしい。おじさん兄弟が”レンタルオヤジ”というバイトを通じて、さまざまな事情の人と出会うコメディとして楽しく見ていたのだけれど、終盤にきて、二人のアジトみたいな喫茶店の娘、さっちゃんの出生の秘密だったり彼女の彼女のことだったり、ストーリーに展開と結末があるようで(当たり前か!)、急に居住まいを正して最後まで見るしかなくなった!