いつものように復習のため、もう一度7話を見た。
乃木憂助(堺雅人)。40歳を過ぎて初めて女性と唇を重ね、感極まり泣き崩れた様が可笑しいよりも、彼のこれまでの過去を想像し哀しく切ない気持ちになった。
薫(二階堂ふみ)との恋のやりとりもまるで要領を得ないけれど、それでも少しずつ距離を縮める二人。乃木が初めて知った、愛するという感情。傍にいたいと思う人の存在。乃木がずっと、焦がれてきた”家族”というものに抱く思いは、これに近いのか?
薫の存在で、少しずつ愛する感情を実体験していく乃木には、その一方で国家を守る任務と、図らずもその任務の標的である父親の存在がある。
乃木は、別班の任務を遂行するふりをして、自分を追いかける警察・公安の野崎たちにテロリストのアジトを、実は案内している。(と思う)
別班がテロリストたちを見つければ、即殺害を実行することになるが、警察ならば法の下に裁くというステップがあるではないか。
なるほど。
乃木は、生きた父親と会いたいに決まっているのだ。そして自分が愛されたということを確認したいのだ。
しかし、だからと言って仲間を撃つか?(あの行動はエフのか?乃木なのか?)実際は殺していないと思うが、次週は共に捕らえられた黒須(松坂桃李)を殺すか殺さないか、のシーンが予告であった。
ひぃぃぃぃ。きっとマジシャンのテクニックを持つ乃木のことだから、スーパーマジックを発動して、そこは何とか穏便に(このドラマにあって、なんて不釣り合いな言葉!?)にやり過ごしてほしい。切望。
ところで乃木が、薫と過ごした翌朝、彼女の姿を動画に収めていた。
これ、ドラマの最期に使われるよね、きっと。乃木は薫を置いてたぶんバルカの地に消えるんだ。そして、テントは日本への矛先を収めるのだ。
逆に、薫と一緒にバルカに消えたら、それはそれで「ルパン三世」みたいな展開になり痛快!と、一人いろいろ妄想して楽しむ・・・。うりゃっ。
ただ、想像すら及ばないのが、司令(キムラ緑子)も言っていた、テントの目的不明のテロ行為について。農業使節団として砂漠を緑化しバルカ共和国から感謝・信頼されていた乃木卓(林遣都)=ノゴーン・ベキ(役所広司)だったはずなのに。(諜報活動しながらね)
乃木を別班として追う野崎(阿部寛)と乃木に芽生えている友情・同士みたいな感情が都度心に染みる。乃木が野崎をどこかで頼っている(利用している)シーンが随所に見えて、そしてきっと野崎はそれに応えてくれるはずだ。(阿部ちゃん、頼みます!)
※上記ドラマの展開は、言うまでもなく私の勝手な推測です。
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