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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「天気の子」

期待通りの展開、感動、画のリアルさ、美しさ。

期待以上の音楽との調和。

 

15.16歳の男女の恋の、なんとストレートなことか!東京圏を襲う異常気象からの回復と引き換えにしてでも、会いたい、守りたい人(彼女)がいること。そしてそれをYes!とするストーリー展開の今時なこと!

だって、以前の実写版映画「宇宙戦艦ヤマト」=「SPACE BATTLESHIPヤマト」(2010年)だと、ラストは古代進(キムタク)の命と引き換えに地球を守ったではないか。(地球規模と東京圏の違い云々の問題ではないからね。)

 

異常気象で雨が降り続ける東京で、祈れば100%晴れにすることができる不思議な力を持った少女、陽菜は家出少年の帆高と共に晴れを望む人々の願いをかなえていく。しかし、その行為は”晴れの巫女”としての陽菜を人柱として天に捧げることにつながる。

なんともびっくりするような話だけれど、新海誠監督は、古典や昔話からヒントを得て作品のお話を創るらしい。

話の奇想天外さと、誰かを求めて主人公が走りづつけるシーンの見せ場は、前回の「君の名は。」と同じ構図。同じなのに、やっぱりその一途でピュアな若い人の一生懸命さと画のリアルさで泣けてしまった。半人前の若者の頼りなさと弱さと、それに反比例する人を思う強い強い気持ちが(そういう気持ちを忘れ去ってしまった私には)なんとも尊く美しい。

映画と切っても切り離せないRADWIMPSの曲が、映像とストーリーを大いに盛り上げ、観客の心をさらにエモーショナルに揺さぶる。

雨に煙る東京の街並み、ビルの風景。そして雨、雨が水たまりに落ちる様。圧巻の描写は映画館のスクリーンでやはり観るべき。