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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「麒麟がくる」-3

前半の闘いシーン、真っ赤な紅葉が敷き詰められた中庭での殺陣の画の美しいこと!武装した十兵衛(明智光秀=長谷川博己)と細川藤孝=眞島秀和の鮮やかな着物が映え、盟友となる2人り今後の伏線となった。

"ばえる"大河!

そしてうって変わって後半は、怪我をした十兵衛を案じ、慕い、美濃まで同行する駒(門脇麦)と十兵衛のやり取りが、いわゆる胸キュン過ぎて大河らしくなくていい。とすっかりその気になって見ていたら、ラスト、二人が肩を寄せあって夜を共にするシーンで、いきなり本来の大河に引き戻された。

―  何も艶っぽいことは起こらなかった。

つまり、十兵衛にムシロを使わせて自分は遠慮して焚き火の反対側にいた駒に、気になるから一緒にムシロに入るよう促した十兵衛。駒にしたらどういうこと?それって、それって?と期待と不安でドギマギしながら寄り添ったわけだけど、肩を引き寄せられただけで、駒の身の上話を少し聞き、駒の歌に安心して眠りにつく十兵衛!

この夜の時点で、十兵衛にとって駒は恋愛の対象では全くないのだ。もっと言えば、襲う対象でもない。自分が落ち着かないから駒も温かいところに引き寄せた。その言い方も、駒への優しさよりも身分の違いを感じさせる物言いだった。

駒の潤んだ瞳が切なかったな~。このシーン、女の横で安心して眠る十兵衛・長谷川博己の母性本能をくすぐる少年ぽい感じがジャブできた!いよいよ主役の本領発揮か。

次回、いよいよ染谷(将太)・信長が登場。この人の登場で一気に今年の暮れの最終回を想像して(もちろん勝手に!です)急に苦しくなった。