コロナが終息に向かっているとは誰も思っていないと思うが、これが"新しい"日常なのだ。GO TO キャンペーンにいよいよ東京も加わった。
コロナ感染が広がる中、在宅ワーク、近隣で買い物、外食なし(テイクアウトあり)、たまに出社して同僚と会う、隔週の英会話に出席する以外、家族以外の人と同じ空間で一定の時間を過ごすことはなかった。
それでも毎日化粧して、リモート会議がある時はよりちゃんとして、服も着替えてPCの前に座る日々。Amazon以外にNetflixにも入ったし、好きなドラマや映画三昧(言うほど時間がなくても見られないけど)で、意外と自分は外に出なくても平気なんだな、と思えてきた。
毎夜フィットボクシングをするせいで、夕食を作りながらのビールやワインも飲まなくなった。よって飲み会も全く恋しくない。話したいし友人とはLINE電話でたっぷり話すし、もともと外食することに執着していない。
そんな私だが、ここにきて、京都、大阪に用事が出来た。それぞれ一つずつなら、こんな時期だから行かなくていいか、と思うのだけれど、二つが同時期に京都、大阪と移動できる距離にある。
俄然、行こうかという気になった。そう思い立ったのが1週間前。パック旅行を検索していざ予約!の寸前で、指が止まった。
これまで感染しないよう籠ってきたのに、万一感染したらどうしよう?家人、友人に相談し、賛否とアドバイスをもらい、3日前まで悩んだけれど、結果行くことにした。
パック旅行は、最初に検索したものより、条件が悪くなってしまい、京都までこだまで行くことになったけど、安いのをいいことに、グリーン車にアップグレード。(人生初グリーン車じゃね?こだまについては、何十年ぶりか?)
何を着ていこうか、と荷物を詰めながら体の奥が軽いことに気づいた。久しぶりだ、この感じ。京都に行くのはたぶん7年ぶりくらい。仕事、帰省以外の一人旅は、子どもができてからは初めてだと思う。
そうか!
観光地で「密になっていて不安です」とテレビのインタビューに応えている人に、「不安なら行くなよ!」と心の中で突っ込んでいたけれど、みんなこの感覚、日常とは違う何かに出会いたくて、旅に出るんだ。
サニタイザー2本、手指消毒ジェルを補給、いざGO TO!
こだまの車窓の風景も目新しく、細心の注意を払って京都に行ってきます。