娘の要らなくなったノートを捨てようと、ふとパラパラとめくってみた。小学校から、中学校時代に使ったものらしいが、実に中途半端に途中で終わっていて無駄遣いをしている。
少女漫画の主人公のキャラ。
料理のレシピ。
模様編みの編み方。
「Let it go」の歌詞を書き写したのもの。
渋いところで俳句コンテスト(?)みたいなタイトルのノートがあって、審査員に私の名前を書いてあった。小学校3年生の時のものらしい。
上の4つについては、当時の彼女の言動から察しがつく。いろいろなアイデアを書き留めていたのだと思う。だけど、最後の俳句については全く知らなかった。
彼女が小学校3年、4年の時は、ものすごく仕事が忙しくて普通でも8時過ぎ、時には11時を過ぎて帰宅することもあった。夕食は朝作っていっていたから夫が温めて父子で食べていた。夫が帰宅する7時までの間、娘は学校から帰ってずっと一人で過ごしていたと思う。ずっとテレビのアニメ作品かEテレをみていたようだ。
今から思えば、当時の家での記憶があまりない。
いつも遅い時間に帰宅すると、娘と夫が黙って食事をしている光景を目にするか、二人とも寝ていて、犬だけが玄関に出てきてくれるか、そんな日々だったような気がする。
自分もかなりきつい日々だったけれど、家族も相当きつかったのだと、今更だけど申し訳なかったなと思う。
当時の私の仕事の状況はさておき、あの俳句ノートを作った時、娘は私に俳句コンテストの審査員になってほしかったのかな。。と思った。
そして、本当に今更だけれど、2016年の6月まで、ワーキングマザーとしてかなりハードに働いてきたことは良かったのだろうか、改めて思ってしまった。