これほど理不尽な事実があるのか。
アメリカに根強く蔓延る racist 人種差別主義の苛酷。
肌が黒いというだけイチャモンをつけ、無抵抗の相手をボコボコにする。普段は優しい夫であり、父親の顔を持つ男が。それでも日常からダチと銃をブッ放っしてウサばらししているような男だ。高等教育を受けているようには見えない。小学校に上がる前の小さな息子に銃の撃ち方を教え、黒い肌の人間は゛駆逐"していいと行動で見せてきた。
その男が、理由なく叩きのめした黒人男性の仲間に拉致され、全身を黒の入れ墨で真っ黒にされ、数日後命からがらに帰宅した。妻は話しかけるうちに夫と認識したけれど、黒い膚の男の前で震える母親を助けようと、子供は躊躇なく銃をブッ放した。
子どもは、黒い膚の人間は問答無用に叩きのめしていいと、父親の行動から刷り込まれているのだ、善悪を自分で判断できるようになる前から。ああ、この繰り返しなのだろう。
どんな思想を持とうと、自由の国では尊重されるのだろうか。
シンプルだけれど衝撃的な展開で、息が止まりそうだった。
アカデミー賞短編映画賞受賞作品。
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